チームワークの心理学: エビデンスに基づいた実践へのヒント

著者 : マイケルAウェスト 高橋美保

• 東京大学出版会 (2014年5月12日発売)

作品紹介・あらすじ

なぜ多くのチームワークはうまくゆかないのだろう．実証にもとづく心理学の観点から，タスクの設定，リーダーシップ，問題解決などのポイントを解説し，事例や実際に使えるチェックリストを多数掲載．創造的な結果を出し，メンバーの学びと育ちを促進するチームづくりのために，メンバー，リーダーを問わず手許に置きたい本．本書は，世界12ヶ国で翻訳されたロングセラー，Michael A. West, Effective Teamwork: Practical Lessons from Organizational Research, 3rd. Edition (Blackwell, 2012)の全訳．

感想・レビュー・書評

[argen_tさんの感想 · 2019年5月30日]

第１部　効果的なチームとは
１章　効果的なチームを作る
２章　チームワークの実際
第２部　チームを作る
３章　チームを作る
４章　チームをリードする
５章　チームトレーニング
第３部　チームワーキング
６章　チームの方向を定める
７章　チームプレー
８章　チームの質の管理
９章　チームの創造的な問題解決
１０章　チームサポート
１１章　チームにおける対立
第４章　組織におけるチーム
１２章　組織におけるチーム
１３章　バーチャルチームでの仕事
１４章　トップマネジメントチーム

[東洋軒さんの感想 · 2016年12月1日]

翻訳が酷すぎる。機械翻訳したものをマスターの学生が少し手直しして何とか日本語に置き換えようとしているレベル。日本語に置き換えにくい言葉は訳注もなくカタカナ表記されている。そもそも産業・組織心理学あるいは経営学の分野に属するであろう本書を臨床心理学をプロパーにする人たちが訳すのは荷が重い。だが、こなれていない日本語を読んでいると何となく英語の原文が想像できるという不思議な体験が味わえる。内容が充実しているだけに残念です。評価は日本語の点数です。内容的にはほぼ満点。
版権が切れたら誰か他の人が訳されることを期待します、と言う前に自分で訳せよ！
このところ訳本があればそれに頼りきりになっている自分を猛省しています。

[はるさんの感想 · 2016年9月9日]

それとは対照的に、孤独は単なる他者との接触の欠如の結果ではありません。孤独な人とそうでない人の間には、社会的な接触の度合いに違いはありませんでした。その決定的な要因は、近しい人々と過ごす時間なのです。

[iculibさんの感想 · 2014年7月11日]

【新着図書ピックアップ！】生活していれば誰しも何かしらの「チーム」に所属しているもの。サークル、バイト先、クラスのグループワークなどなど…。この本は、チームの持っている最大の力を引き出すポイントや、リーダーに必要な能力、トラブルを創造的に解決する方法などについて体系的に説明している。

特に「チームにおける対立」の項は必読。対立が生じるのは自然なことだが、それは活用次第でさらに魅力的なチームに生まれ変わるチャンスになりうるという。多様性のあるメンバーで構成されたチームほど質が高いアウトプットが可能になる、という部分を読んで、「確かに犬も雑種の方がタフだよなぁ」と思ったりした。

[New Book!] We all belong to some kind of teams as long as we live. The book emphasized the importance of conflicts in a team, because the diverse views lead to high-quality outputs and make the team more powerful. That reminds me, mixed dogs is tougher than purebred dogs.

[学習院大学 法経図書センターさんの感想 · 2014年6月30日]

東2法経図・開架 336.3A/W62c//K

著者プロフィール

マイケル A ウェスト
マイケル・Ａ・ウェスト：英国ランカスター大学経営大学院教授

「2014年 『チームワークの心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」