文化資源学講義

著者 :
  • 東京大学出版会
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130501958

作品紹介・あらすじ

三つの基本概念(文化/資源/情報)の捉え方を論じる原論のうえに,具体的な素材との向き合い方を示す例示的な実践をおき,共有されるべき姿勢を示しつつ,文化資源学という来るべき学際的領域の動態を浮かび上がらせる.すぐれて多面的な活動をしてきた著者ならではの成果.

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【新着図書ピックアップ!】ミニチュアのトランクに蜂の巣や鶏のたまご、つむぎ糸や牛などの農村生活を思わせる表紙で、手に取ってみるとカルチュラル・スタディーズの本のよう。だが新聞錦絵や絵葉書や万年筆を扱いながら、文学、民謡、果ては実業家にまで言及される。著者も最初に述べているとおり、“人類学・文学・視覚文化論・メディア論・民俗学・社会思想史・歴史学・社会学等々の領域やディシプリンを感じさせる研究”と思える。だから、この本のタイトルは『文化資源学講義』なのだ。

    [New Book!] You may think this book is a cultural studies textbook. However, it covers multi-disciplinary subjects of humanities and sciences.

  • 東2法経図・6F開架 361.5A/Sa85b//K

  • 著者:佐藤健二
    価格:4,400円+税
    出版日:2018/09/25
    ISBN:9784130501958
    版型・頁:A5・ 308頁

    三つの基本概念(文化/資源/情報)の捉え方を論じる原論のうえに,具体的な素材との向き合い方を示す例示的な実践をおき,共有されるべき姿勢を示しつつ,文化資源学という来るべき学際的領域の動態を浮かび上がらせる.すぐれて多面的な活動をしてきた著者ならではの成果.
    http://www.utp.or.jp/smp/book/b370975.html

    【簡易目次】
    第1部 基礎理論編
    第1章 文化とはなにか
    第2章 資源とはなにか
    第3章 情報とはなにか

    第2部 演習・実習編
    第4章 新聞錦絵――メディアの存在形態を考える
    第5章 戦争錦絵――想像されたできごととしての戦争
    第6章 絵はがき絵――視覚メディアのなかの人類学
    第7章 観光の誕生――絵はがきからの暗示
    第8章 新聞文学――新聞と文学との出会い
    第9章 万年筆を考える――筆記用具の離陸
    第10章 フィールドワークとしての遠足――北村大沢音楽隊
    第11章 実業――渋沢栄一と渋沢敬三

    第3部 特別講義
    第12章 関東大震災における流言蜚語

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

佐藤 健二(さとう・けんじ):1957年、群馬県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程中途退学。東京大学名誉教授。博士(社会学)。専攻は、歴史社会学、社会意識論、社会調査史、メディア文化など。著書に、『読書空間の近代』(弘文堂)、『風景の生産・風景の解法』(講談社選書メチエ)、『流言蜚語』(有信堂高文社)、『歴史社会学の作法』(岩波書店)、『社会調査史のリテラシー』など。

「2024年 『論文の書きかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤健二の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×