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- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130513449
作品紹介・あらすじ
人生というタイムスパンの濃淡.人が変容するということ.世代,稽古,元型,創発,転生,発達.交叉する斜面に生じる立体的な路線の複数性.『エリクソンの人間学』『魂のライフサイクル』『世阿弥の稽古哲学』など,30年にわたる探求の根底に広がっていた教育人間学のリゾーム.
感想・レビュー・書評
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かなり面白いが読み応えもあり、なかなか読み終わらない。そしてなかなか理解も追いつかないかもしれない。
私は稽古の話や分節、無心、うつわと曲。この辺りかわ好きだった。
人は無心を求める。しかしそれは一度意識の方によらなければなし得ない。子どものように、ビギナーのように。そのためには意識を超えて意識的に無意識でなければいけない。未分ではなく、無分。
かなり深まっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ひとりの悩める人間としての学問遍歴を披瀝する姿勢に誠意を感じる。
おそらく自分と同じ問題意識を追いかけ続けている著者が,その研究生活の中で何を練ってきたのかがよく分かる。
そしてこれを可能にした環境と幸運を心から祝福したい。
内容的には,井筒と世阿弥という東洋哲学が著者にどのように映ったのかが気になる。
なお,著者自身はウィルバーにはシュタイナーほどにも深入りしなかった訳だが,その理由は特に書かれていない。
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