- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130627252
作品紹介・あらすじ
気象学を学ぶ人、気象予報士試験受験者から「バイブル」と支持される定番テキスト。気象学の基本的項目を平易かつコンパクトに解説。地球環境問題などに関する新しい知見も追加。
感想・レビュー・書評
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気象学の大枠が整った教科書であり,気象予報士試験の教科書として有名。
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気象学の本の中では、一番読んだ。
基本を正しく、基礎から説明してある。
気象予報士の試験勉強にも必ず約立つ。 -
生半可な気持だと挫折する。私は挫折した。
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大学教養レベルの気象入門テキストとして書かれている。教科書にしては語り口がわかりやすく、この分野では広く読まれている名著。高校レベルの物理法則から丁寧に論理と計算を展開し、飛躍なしに気象に関する結論を導いている。結果だけを示されたときに「なぜ?」と感じる疑問が解決するのは心地よい。例えば、なぜ地球にだけ水があるのか?という疑問を理解したいと思うだろうか。
前半では、気象の源となる大気の取り扱い方法を丁寧に解説している。例えば、湿潤断熱減率などだ。大気は膨張する気体で水蒸気を含むので、温度・圧力・湿度などは高度によって様々に変わる。そこで温位や混合比(絶対湿度)などの概念が導入される。それらのパラメータをとおして大気の状態はより見通しよく理解される。ここまでの知識で下層に湿潤大気が流れこむと対流不安定が生じ豪雨となることが理解できる。
後半ではメソスケールの実際の気象現象(集中豪雨や台風)や成層圏での大気の動き、地球温暖化などの気候変動についても解説されている。 -
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https://opac.lib.shizuoka.ac.jp/opacid/BB20981743 -
高度1万kmを超えた空には巻雲ができて、高度が100m上がるたびに気温は0.6℃下がる・・・なんて単純な「知識」から、断熱膨張やコリオリ力等交えながら気象を原理原則から理解するために一方踏み込んだ気象学のお話。著書の冒頭で述べられるように、気象ほど基礎が応用に結び付き、現象が目に見えたり実感しやすいものはないのではなかろうか。数式を逐一なぞらえることはしなかったが、この本を読み終えて雲を見るたび・雨が降るたびに背後の自然現象について考える楽しみができた。もっと若い時に読んでいれば、自然を題材として数式に慣れ親しんで、専門分野にも行かせたかもな、なんて感じた。
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もしも、「気象学」とはどのような学問であるかという問をなげつけられたら、なんと答えればよいだろうか。勿論、辞書やインターネットで調べればある程度答えられる知識を蓄えられるとは思うが、果たして満足のいく回答が出来ただろうか。そこで、一般気象学を読めば、気象学という学問の知見を得られる。
さて、この本の内容なのだが、第一章から第十章まであり、ほとんどが大気についての説明である。近くにあるようで知らないのが大気であり、説明されても理解できないと思われた方、安心していただきたい。この本には理解の助けとなる図が、なんと約200 個も付けられている。さらに付録には天気図に使う記号や、単位まで載っているため、気象についての知識がなくても、ゼロから学べるのである。
記述内容は基本、高等学校卒業程度の物理学と数学であり、大学初年度レベルの物理学や微分を知っていれば、十分に理解できるように記されている。そのため、読む気になれば自己啓発本と同じくらいすぐに読めてしまうだろう。
気象学を知っていれば、日常生活やコミュニケーションに役立つことは間違いない。決して専門的な知識ではない気象学を、この一般気象学を手にとり、知っていただきたい。 (地球惑星科学コース 4年) -
研究の原点感、、笑
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読み切らん。(頑張る。)