数学原論

著者 :
  • 東京大学出版会
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130639040

作品紹介・あらすじ

数学は1つである――線形代数と微積分を柱に,集合と位相のことばで書かれた現代数学の基礎の先にはどのような世界が広がるのだろう.代数・幾何・解析が有機的に結合,交差し,数学をつくりあげるようすを圏論的視点から解説する,「21世紀の『数学原論』」.

感想・レビュー・書評

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  • 圏論的視点でガロア理論や複素解析など現代数学の基礎的な部分全般を解説というコンセプトは魅力的だが、圏論の定義などが類書で読んだスタンダードなものとやや異なり私には入りにくい本だった。

  • 圏と層については、この本で初めて学ぶ。
    前提知識は集合と位相、微積、線形代数と記されているが、単にそれらの分野を学習したからといって、本書が読み通せるとは限らない。証明は丁寧だが、なぜこのように証明されるかの理解は決して簡単ではない。忍耐力をもって、全力で頭を働かせて、何度もページを前に戻って読み込んで、ようやく次に進める。とにかく密度の濃い本だ。しかし、思想をもって、教育をするとこのような教科書になるのだろうな。時間や習熟度を容赦なく無視して。

  • 図書館で借りた。
    最初がいきなり難しい。後半にかけて世界が広がっていく。
    気軽に手を出す代物ではなかったかな。

  • 圏だけでなく、層も一つの言葉と知れてよかった。後半から面白くなってくる。多様体のはりあわせが
    層のはりあわせと確認できたのもよかった。最後のリーマン面、楕円曲線辺りが秀逸。

    内容的には理解できるはずだが、難しくて、すっ飛ばしてしまった。でも教科書としては成立するはずだ。ブルバキの「集合」だけ読んだことがあるが、それよりは遥かに理解できたのではないか。

  • 請求記号 410/Sa 25

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著者プロフィール

東京大学大学院数理科学研究科教授

「2020年 『数学原論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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