色と形の深層心理 (NHKブックス)

著者 :
  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140014929

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    ── 岩井 寛/松岡 正剛・筆《色と形の深層心理 19860101 NHK出版》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/414001492X
     
    …… 腫瘍の手術後の1985年夏頃、葡萄膜炎で失明するが、その中で
    『色と形の深層心理』と『精神療法入門』他3冊の著書をすべて口述筆
    記で残した。腫瘍による神経圧迫により、下半身が全く動かず、知覚が
    できない状態であった。岩井はその状態の中でただ便々と苦痛を我慢す
    るだけの生活より、苦痛と闘いながら何らかの形で意味のある一日を送
    り満足を得ることを”人間としての選択の自由”と表現した[4]。
     
     岩井は失明状態の中、松岡正剛にインタビュー形式での言葉の記録を
    依頼する。松岡は躊躇したものの岩井の体調の急変と失明状態であった
    ことなどを考慮し、岩井の「最後の言葉」の記録を引き受ける。岩井は
    『森田療法』のゲラ校正の進行中に亡くなるが、その序文も松岡の手に
    よるものである。それがNHKの深堀一郎ディレクターの目に止まり、岩
    井の番組の制作が実現する。番組は大きな反響を呼び、それを見た講談
    社が告白テープを本にしたいと申し出てきたが、それが『生と死の境界
    線』(講談社)であった。心身ともにダメージを受けていた松岡は着手
    するまでに、丸1年かかっており、その後もよほどの高感度のコンディ
    ション時か、よほど落ちこんでいないと開けないほど松岡にとって重い
    内容となった(Wikipedia)。
     
    ── 岩井 寛《作家の臨終・墓碑事典 19970601 東京堂出版》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4490104634
     
    (20211030)
     

  • 色にはそれぞれ意味がある。けどそれは固有のものではなく、人間というフィルターを通してできたもの。

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    [ 参考となる書評 ]

  • 確かに色や形は街中に氾濫していて、いつも意識していないけれど形や色によってネガティブ/ポジティブな感情や印象を知らず知らずに持ってしまうのはその通りだと思いました。

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著者プロフィール

1931年、東京生まれ。上智大学卒業後、早稲田大学文学部大学院で美学を学び、さらに東京慈恵会医科大学を卒業。専攻は、精神医学、精神病理学。医学博士。1986年5月、本書の刊行直前にがんのため逝去。『立場の狂いと世代の病』(春秋社)など著書多数。

「1986年 『森田療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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