- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140015605
作品紹介・あらすじ
森は太陽の恵みを受けて地球上の生物たちの活動を支えている。水を蓄え、地表の表情を豊かに変えてきたのも森である。森は人々の単なるエネルギー源としてだけではなく、その心に繊細で隠やかな情緒を育んできた。本書は、こうした森と人間のかかわりに視点を据え、森林の成り立ちや、その果たす役割を解き明かす。緑の地球のシンボルである森が、いかにかけがえのないものであるのかが実感できよう。
感想・レビュー・書評
-
ふむ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私が今年から提言委員として参加させて頂くこととなった国民森林会議会長であり、京都府立林大校長の只木良也先生が書かれた「森と人間の文化史」(NHKブックス)1988年10月初版ISBN4-14-00156-8を再読しました。改めて多くの方に読んで頂きたい一冊としてご紹介します。
本書は、森と人間のかかわりに視点を据え、森林の成り立ちや、その果たす役割を解き明かすために第1章われわれの地球と森林、第2章森林は日本文化の石油であった、第3章マツ林盛衰記、第4章遷移と人の営み、第5章森林と水保全・土保全、第6章緑の効用、第7章休養の森と森の風景、第8章都市の緑と山の緑、第9章国を守る森を守るために、で構成され、読み終えた後にいかに森がかけがえのない存在であるか、森の愛おしさが湧いてくる、そんな内容の本です!
第9章国を守る森を守るためにでは、和歌山県龍神村の真砂典明さんの取り組みが紹介されていますが、山村・林業活性化への努力は刺激となります。
さあ、また一つ「やる気エネルギー」を充電することが出来ました。只木良也先生に感謝です。明日からまた頑張ります。