ベストセラーの読まれ方―イギリス16世紀から20世紀ヘ (NHKブックス 629)

著者 : 香内三郎

• NHK出版 (1991年9月1日発売)

作品紹介・あらすじ

書物の読まれ方は、歴史の各段階で相当に異なる。近代初期の「読む」というより、護符としての活字本。かつては、同じ本を一生涯くり返し読む慣行だったが、19世紀には、読書の大衆化が進行する。1冊の書物の評価も時代とともに変転する。本書は、イギリス16世紀以来、それぞれの時代にもっとも影響を与えた書物の読まれ方から、読者層全体を制約する歴史的枠組とその変遷の理由を明らかにする画期的な読書の社会史。

感想・レビュー・書評

[真崎大矢さんの感想 · 2015年9月3日]

ベストセラーは著者に、読者にどんな影響をもたらしたか。

著者プロフィール

香内三郎（こううち・さぶろう）：1931－2006年。東京大学文学部卒業。東京経済大学教授を経て、同名誉教授。

「2023年 『読み書き能力の効用』 で使われていた紹介文から引用しています。」