コミュニケーション力をみがく ~日本語表現の戦略 (NHKブックス)

著者 :
  • NHK出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140019863

作品紹介・あらすじ

「すみません」「お詫び申し上げます」「遺憾です」は、どんな場合にどう使い分けたらよいのか。対人折衝では、正確な文法や敬語に気を配るだけではなく、日常何気なく使っている表現の根本的意味合いも考えなければならない。お詫びやお礼、頼みごとをする際などの各場面に即応した表現上の戦略の立て方を説く。日常会話のみならず、ビジネス文書やメール文にすぐに応用できる日本語表現法。

感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>
    コトバを科学する。
    私たちは日常会話の中で、どのような状況で言葉を用い、それがどういう意味を生み出すのか?というように、
    言語を科学的に研究する学問を「言語学」と言います。
    そんな「言語学」の基礎知識について学べる資料をご紹介します。

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    所在記号:815.8||モリ
    資料番号:20072465
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  • ちょっとした言い回しの違いで受ける印象ががらっと変わる。
    それはなぜなのか、どういうときにどういう言い方が望ましいのか、かなり網羅的でありながら平易に解説した本。

    思うのは、
    「当たり前のことに気づくのは難しい」
    ということ。
    本書で紹介されるのは、日本語話者ならほぼすべて納得できるようなこと。
    でも、言われて初めて「ああ、確かにそうだな」という発見があるんだよね。
    もう何十年も日本語を使っているくせに、つまり今回発見した言葉のルールを遵守し続けていたくせに、そのルールが明文化できていなかった。

    だから話題はちょっと飛ぶけど、
    「自分のことは自分がいちばん知っている」
    というのは嘘だと思う。自分には自分のことがわからない。自分は、自分にはあまりに自明の存在だからだ。
    自分が何者であるかって、たぶん他者に規定されてはじめてわかるもの。
    「自分探し」したけりゃ、誰かとコミュニケーションすることだな。なんてことを考えてみたり。

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著者プロフィール

早稲田大学文学学術院教授

「2024年 『「書けない」から「あっ 書けた!」へ 子どもが変わる はがき新聞のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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