- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140054840
作品紹介・あらすじ
昭和9年、北海道からブラジルへの移民となった姉ハルとその家族。出発の地、神戸で眼病のためひとり日本に残された妹ナツ かたや激動の時代を困苦のブラジル移民として耐え抜き、かたや日本でただひとり戦争と復興の時代を生きた、ふたりの女性の70年。その人生の歳月をスケール豊かに浮き彫りにし、日本と日本人のあり方を問う壮大な大河ロマン。
感想・レビュー・書評
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やっぱり橋田寿賀子・・・
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橋田壽賀子って脚本家だから、これは本人が書いたんじゃなくて、ドラマのノベライズだよね?
映像的でドラマ仕立てって感じです。
ブラジル移民の苦労がしのばれる作品です。
ドラマ面白かっただろうなあ。ちょっと見たくなった。 -
テレビでドラマを放映する際のCMで知り、何故か強く惹かれたのです。これは見なきゃ!と。けれども見逃してしまい、それならば原作があるはずだと探して読んだ作品です。戦前・戦中・戦後と生きた家族の話なのですが、ただ一人<ナツ>だけが日本に残り、あとの家族はブラジルへ移民船に乗って渡ります。離れ離れの家族。互いを思いやって書き綴った手紙――。当時そういう国策があったことや、現在ブラジルに日本人と子孫が多く暮らしていることは知っていました。が、これほどまでに開拓民たちが苦労していたとは想像に及びませんでした。簡単な言葉になりますが、読むことができて良かった。
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ブラジル移民。渡った家族(主人公ハル)の厳しい生活。妹ナツは日本に残され、チーズ作りを経て北王製菓社長になる。70年を経て手紙が見つかり、再会。
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一応5にしときます。ですがすいません原作はまだ読んでません。NHKで放送され賛否両論ありましたね。もうすこし勉強してから書いてほしかったとか島国根性ぬけだせなかったんじゃないかとか…でも私は更に日系を知るいい機会になったと思います。