龍馬伝 Ⅰ

著者 :
  • 日本放送出版協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140055724

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    ドラマ「龍馬伝」全4部のうちの第1部。(1話~13話)


    【まとめ】
    1.憎しみからは何も生まない
    2.自分が何を成し遂げる?この世に生まれたからには己の命を使い切らないといけない
    3.己を磨き、高めよう気持ちを忘れては、生きておる値打ちはない


    【感想】
    大好きで、己の人生のバイブルでもある「龍馬伝」!!
    台詞を何回も聞いてメモったり、携帯のムービーで撮影して見返したり・・・
    愛しすぎて頭がおかしくなるくらいだったこの作品。
    なんと、ライトノベルがあるではないか!!
    そりゃあ4冊全部即購入ですよ、テンションMAXですよ。

    ただ、読んでみるとただのドラマの台本っていう感じだった。
    (若干ドラマにないシーンも付け足されているが。)
    ほとんどドラマと同じ台詞のみで、背景や状況が書かれている文章に欠けている。
    こんなもの小説ではない。ドラマを補助するリマインダーに過ぎない。

    やっぱり、出演している俳優の演技力とか熱量、またあの最強のサントラ達があってこその「龍馬伝」なのだろう。
    書き写しなのは仕方ないが、文章力とか小説(ライトノベルだが)としての能力は著しく低い!!

    ただ、幸いにも今年9月末から同ドラマを再度見ているので(6回目)、そのドラマで見たシーンを胸に思い浮かべるツールとしては役に立っている。
    好きな台詞もしっかりと【引用】に書けるしね♪
    胸が熱くなるわ。

    本としては駄作だが、ドラマの内容が神だから星は3つで!


    【引用】
    第1章「上士と下士」
    p42
    龍馬「母上は、上士を動かしたがじゃ!」
    龍馬「この土佐は、下士が上士に虐げられちゅうこの国は、もう変わらんとみんなぁ言うけんど、わしはそうは思わん!」
      「母上が上士を変えたがじゃき、土佐もいうかは変わる日が来るかもしれん!」

    弥太郎「どうやったら下士も上士ものうなるがじゃ!」

    龍馬「それがわからん!毎日毎日考えゆうけんど、はぁわからん!わかっちゅうがは、喧嘩じゃ変えられんゆうことぜよ!」
      「憎しみからは、何も生まれん…」

    龍馬は遠い目のままつぶやいた。



    第2話「大器晩成?」

    p60
    日根野道場 弁治
    「龍馬がどういう人物か。剣術の腕はもはや相当なもんです。龍馬は強い。強いけんど…」
    「足りん。足りんけんど…大きい。大きいけんど…」
    「わからん。」
    「あれは一体どういう人間でしょうなぁ。わかっちゅうがは、私がこれまでに見てきた大勢の弟子の中に、龍馬のような男は一人もおらんゆうことです。」


    p66
    「父上!私を江戸に行かせてつかあさい!
     こたびのことで、骨身にしみてわかりました…私は人に助けてもろうて生きちゅう!
     今のままではいかんち、一人で生きてみたいがです!この土佐を出て、広い世の中を見てみたいがです!
     自分が成し遂げるものとは何ながか、いまさがさんと、私は一生見つけられませんき。
     お願い致します、父上!」



    第7話「遥かなるヌーヨーカ」
    p168
    坂本八平
    「龍馬、わしに構うな。おまんは剣を振り、本を読み。侍が、己を磨き、高めよう気持ちを忘れては、生きておる値打ちはないぜよ。」
    「この世に生まれたからには、己の命を使い切らんといかん。使い切って…生涯を終えるがじゃ。人にはみな寿命がある。それを受け入れんといかん。」


    第10話「加尾の覚悟」
    龍馬「…わしは加尾と夫婦の約束をしたがです。加尾を京にやるわけにはいかんぜよ。」
    武市「それが侍の吐く言葉かッ!」
    龍馬「わしは長いものに巻かれるような生き方はしとうないき!世の中がどうなろうが、大事なものは命を賭けても守る。わしはこの剣にそう誓うたがです!」



    第11話「土佐沸騰」
    龍馬「わしは、自分が甘かったことがよう分かりました。
       周りがどれだけ騒がしゅうても、わしにはわしの生き方があると思うちょったけんど…
       やっぱり世の中と関わりのう生きていくがは無理ですのぉ。
       それやったら…自分から世の中に飛び込んで行くしかないがぜよ。」

  • NHK大河ドラマが始まってから購入、読みました。
    以前読んだ司馬遼太郎『龍馬がゆく』と比べながら読むとおもしろいです。
    こちらのほうが読みやすく、また登場人物がドラマの俳優さんとかぶる気がして、それはそれで面白いですが、やはり司馬龍馬はかっこいい・・・。
    若い時に出会ってなかったのですが、今、読めてよかった。と思う本でした。

  • 2010年、大河ドラマの『龍馬伝』脚本を元に制作された本。

    舞台は上士と下士という厳しい階級制度を強いられている土佐。
    下士の青年が色んな出会いを通して志を抱き、広い世界に飛び出していくまでを書いた巻。

  • 名もなき若者は、その時「龍」になった。
    幕末史の奇跡と呼ばれた風雲児・坂本龍馬33年の生涯を、
    幕末屈指の経済人・岩崎弥太郎の視線から描く、オリジナル作品。土佐から江戸、そして世界へ。
    龍馬の行くところ、時代が怒涛のように動き始める。

    NHK大河ドラマ「龍馬伝」の脚本を文庫化。

    当然、龍馬=福山雅治 弥太郎=香川照之
    のイメージで頭はいっぱい;

    龍馬の心やさしき立ち振る舞い、純朴さが
    心に響きます。

    どんなに大きい時代のうねりが眼前にあろうと
    それをどう対処するかは人の心次第なんだな~と
    感じました。

    続編はもう刊行されてるので
    早くこちらも読みたい。

  • これからどう展開してくのか楽しみ。
    土佐の言葉いいなぁ、朝ドラらんまん見てたから親しみが。

  • サントラ聞きながらだと更にいい。

  • いやー面白いなぁー。ワクワクしますね。龍馬はどう成長するのか。

  • 4巻にてm(__)m

  • 高知、愛媛、徳島、長崎、近畿、四国などを舞台とした作品です。

  • NHK大河ドラマ『龍馬伝』の放送台本をもとに構成されているので、TVを観ていた人でなくても、福山龍馬を思い描きながら読む事が出来ます。Ⅰは坂本龍馬の青年期の恋話と脱藩までのはなしです。

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