誰がダニエル・パールを殺したか? (下)

  • NHk出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140810316

作品紹介・あらすじ

パール事件は単なるイスラム過激派による誘拐殺人事件なのか?9.11、アルカイダ、テロ組織、核、国家情報機関…一年におよぶ調査から得られた事実の断片をつなぎあわせると、恐るべき事件の背景-国家とテロ組織の不気味な関係が見えてきた。

感想・レビュー・書評

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  •  BHLの多才ぶりがよく分かる作品だった。イスラム教過激派に殺害されたWSJ紙のジャーナリスト、ダニエル・パールはなぜ殺されなければならなかったのか?それをジャーナリスト、作家、思想家であるベルナール=アンリ・レヴィが追跡する。
     下巻は、上巻でBHLが悩まされた、西洋の優等生であったオマル・シェイクのもう1つの顔に迫ると同時に、事件の核心をあぶり出す。これ以上は、ネタばれになるから書きたくない。
     日本では、まず間違いなく見る事の出来ないイスラムの闇の部分が垣間見え戦慄を感じると同時に、「西洋v.s.イスラム」に込められた「ユダヤv.s.イスラム」、「アメリカv.s.イスラム」という二重の意味を意識せざるを得なくなる。
    日本人が介入して良いものじゃないね。。

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