やまと尼寺 精進日記 3 ひとり生きる豊穣

  • NHK出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140819227

作品紹介・あらすじ

こころ豊かで朗らかな「ひとり暮らし」がここにある。15万部突破のシリーズ最新刊!

NHK・Eテレなどで放送された「やまと尼寺 精進日記」は、奈良県桜井市の山奥に立つ山寺を守るご住職たちの日常を温かく、時にコミカルに伝えたシリーズ番組で、これまで番組の内容をまとめた書籍2冊を刊行、累計10万部を超えるベストセラーとなりました。その後、2020年春に新型コロナウイルスのパンデミックが起き、番組の舞台となったお寺への参詣者は減って、ご住職とともにお寺を守っていた副住職とお手伝いさんは諸般の事情からお寺を去ります。21年秋、番組制作班は、コロナが一時収束した時期にお寺を再訪。ご住職の健在ぶりと彼女を支える里の人たちの厚情、秋冬の行事や料理を取材・撮影して22年4月、NHKスペシャル「やまと尼寺 精進日記 ひとり生きる豊穣」として世に送り出しました。本書は、この番組をもとに、番組では伝えきれなかったシーンやインタビューをも加えて再構成した書籍です。
コロナ禍をひとり暮らすご住職の日常は、驚くほど変わっていませんでした。仏につかえながら季節の行事を執り行い、自然の恵みを大切に調理して、保存する。お寺を支える里のひとたちは、時に季節の野菜を持参し、時に本堂の修理を手伝い、進んでご住職をサポートする。そこには、地域のお寺を大切にする人々の信仰心と、それに応えるご住職のホスピタリティがありました。山の上のお寺で年配の女性がひとり暮らすその姿は、老いに対する心構えや、年齢を重ねても丁寧な暮らしをすれば豊かで愉しい日々が送れることを、私たちに教えてくれます。
こうしたご住職の姿(「ひとり生きる豊穣」)を中心に、秋冬の行事やお寺の日常をはじめ、ご住職による自身の来し方やお寺暮らしの知恵に関するモノローグ、多彩な里のひとたちの声を、季節の植物や料理、美しい景色の画像とともに収載。また、これまで刊行した書籍2冊では紹介していない四季の料理レシピも収めました。累計15万部を突破した大人気書籍シリーズ第3弾、ぜひご覧ください!

感想・レビュー・書評

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  • NHK「やまと尼寺精進日記」の書籍化、3冊目。
    奈良の山奥にある尼寺の四季折々の移ろい、生活を綴る。
    ・ひとり生きる豊穣  ・お寺の暮らし・・・晩夏 秋 冬
    ・ご住職の知恵    ・レシピ
    番組でのカラー画像写真多数。

    2021年夏の終わりから2022年の冬の始まりまでの、
    日々の記録が中心です。
    コロナ禍は小さな尼寺にも影響を与えました。
    お参りの方が減り、行事も縮小。そして住職のひとり暮らし。
    でも、変わらないのは、たのしく生きること。
    昨日と違う今を感じること。住職の笑顔も変わらずステキ。
    晩夏・秋・冬に盛り込まれるのは、季節の移ろいの中の暮らし。
    お寺を支える人たちや里の人たちとの絆が、
    今回はクローズアップ。お互いの心遣いの心地好いこと。
    過去の未公開レシピの写真には、懐かしの二人も登場。
    現在はそれぞれの道を歩んでいるのかしら?

  • 番組も見ましたが地域の方や自然と共に暮らす姿が美しいです。本の写真も料理は美味しそう、自然は銀杏の黄色や木々の緑と色鮮やかで目を楽しませてくれました。
    お寺の行事と暮らしを文章で読み、所々で登場するご住職の飾らない言葉に落ち着き、心が癒されます。

    坂道は大変そうですがいつか訪れてみたいお寺です。

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