本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140841280
感想・レビュー・書評
-
北宋最大の詩人であり、中国文学史上に永くその名を留める蘇軾(蘇東坡)の作品100首。
NHK漢詩紀行の石川忠久による編集です。
新法党と旧法党の闘争が繰り返された北宋期、旧法党に属する蘇東坡は度重なる政変により幾度も失脚し、地方を転々とさせられます。
父・蘇洵、弟・蘇轍とともに\\\"三蘇\\\"と呼ばれ、唐宋八大家に入る蘇東坡は、中国全土を東西南北各地へ移動を繰り返しつつ、膨大な詩を残す。
我が身の不幸を達観した詩が多いですが、尊敬した陶淵明の詩に和した作品も多いです。
自然詩の延長でしょうが、「食豬肉(豬肉を食らう)」や「食茘枝(茘枝を食す)」など、食べ物の詩があるのは面白いです(^O^)
特に「食豬肉」は、「東坡肉」という料理の名の由来にもなりました。
他にも「赤壁賦」や「春宵」、\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\"青山一髪\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\"で有名な「澄邁駅通潮閣」などの名作もあります。
ニン、トン♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
身近な風景を詠んでいる気がする。
たとえば、鼠が出てきてほのぼのとした、とか、こちらも温かくなれる。
全2件中 1 - 2件を表示