ヨーロッパ中世を変えた女たち: 猛女、烈女、悪女、聖女、貴婦人たちの痛快な物語 (NHKライブラリー 181)

著者 : 福本秀子

• NHK出版 (2004年3月1日発売)

作品紹介・あらすじ

女性たちの物語は痛快である。「欧州の母」と呼ばれた王妃、ローマ教皇を動かした聖女、十字軍遠征にかかわった女性、フランスを救った乙女ジャンヌ・ダルク…。彼女たちが中世のヨーロッパに登場していなければ、近世、ひいては二十一世紀も変わっていたであろう。比類のない影響力で歴史を動かした傑物たちの物語を楽しんでいただきたい。

感想・レビュー・書評

[国立女性教育会館 女性教育情報センターさんの感想 · 2022年12月27日]

国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11065909

[Richie.さんの感想 · 2017年1月16日]

フランスの歴史本を多く訳している翻訳家による歴史エッセイ。活躍した女性を切り口に中世ヨーロッパを紹介している。読みやすいのでとっかかりとして。時折誤植？と首をひねる箇所があった。

[のえるさんの感想 · 2006年10月28日]

アリエノール・ダキテーヌ、ジャンヌ・ダルク、イザベル女王、カトリーヌ・ド・メディシス、マリア・テレジア…。中世のパワーあふれる女性たちを魅力たっぷりに描いています。歴史背景もそこそこ詳しく書かれており、文体もですます調で丁寧、楽しく読み進めることができます。■全てにおいて詳細に語っているわけではないのであっさりした印象はあるものの、歴史への興味を抱くには十分。さらに他の本も読んでみようと思います。■女性の話のほうが、結婚・離婚・夫の没後などいろいろあって面白いですね。

[まゆこさんの感想 · 2006年5月11日]

アリエノールのすごさに感服

著者プロフィール

慶応義塾大学経済学部卒、パリ大学法経学部博士課程修了

「2001年 『フランス・ドイツ　ワイン小咄』 で使われていた紹介文から引用しています。」