- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140880623
作品紹介・あらすじ
仕事の経験を活かしながら大学院で学び、人生を切り拓きたい人へ。費用は?時間は?修了後の進路は?本書はそんな悩みを持つ人のための水先案内。入りやすく学びやすくなったと言われる社会人向け大学院の実態を紹介しつつ、仕事や家庭との両立に奮闘する社会人大学院生たちの姿を通して、大学院で学ぶ意味を考える。大学院情報の取得方法など、役立つコラムも満載。
感想・レビュー・書評
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社会人大学院への入学に関してだけではなく、自身のキャリアや働く日々、未来を考える上でも通じるものがある。
大学院へ、課題を抱えていくか、それとも自分探しで夢見ていくか。
当初想像した魔法の杖は手には入らないが、得られるものは多いのだろう。
10年前の出版だが、現在にも多くが通じる。
実際の社会人大学院生7名のインタビューも参考になる。 -
平成15年の著作であり、ちょっと記事が古いところもあるが、登場する方々のそのときどきの気持ちはよく伝わってくる。
実力主義・能力主義に日本全体が急速に移行するため、働くために必要な力を付け、学び続けることが求められているのは言うまでもないこと。
院に行くと、全体を俯瞰できる力がつき、前よりも会社の組織図が小さく感じるようになった人も紹介されている。ほんの少しだが今の私もそういう瞬間がたまに訪れる。
・研究計画書を書くにあたり、先行研究のリサーチや、必要な知識については自ら手探りで勉強しなくてはならない。
・仕事も研究も、背景を認識し、本人の問題意識と解決する価値のある問題があり、それに対して解決するアプローチの枠組があった、その解決策を導き、結論を出すという流れで進む。
・大学院とは、いったん立ち止まって考える場
・統計処理等、研究の方法をまず勉強しておく
・未来の自分をイメージし物語化し、目標をコントロールする。