ニッポン青春外交官: 国際交渉から見た明治の国づくり (NHKブックス 1073)

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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140910733

作品紹介・あらすじ

欧米列強の東アジア進出という荒波に巻き込まれ、日本が幕藩体制から明治新政府へと国のかたちを変えた時代。外交にこそ、「独立国日本」としての国家の存亡がかかっていた。英国に拒まれ、それでもゼロから外交の術を確立した鮫島尚信や、文化も含めた日本の品位の確立を実現しようと奔走した森有礼。若きふたりを中心に、花房義質や青木周蔵など青年外交官たちが、不平等条約改正と東アジアの平和安定を実現するために、老練な交渉相手と駆引きし、時に社交の舞台を見事に踏む奮闘を描く。外交不在の日本に問う、「はじまりの日本外交」の情熱がここにある。

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  • [ 内容 ]
    欧米列強の東アジア進出という荒波に巻き込まれ、日本が幕藩体制から明治新政府へと国のかたちを変えた時代。
    外交にこそ、「独立国日本」としての国家の存亡がかかっていた。
    英国に拒まれ、それでもゼロから外交の術を確立した鮫島尚信や、文化も含めた日本の品位の確立を実現しようと奔走した森有礼。
    若きふたりを中心に、花房義質や青木周蔵など青年外交官たちが、不平等条約改正と東アジアの平和安定を実現するために、老練な交渉相手と駆引きし、時に社交の舞台を見事に踏む奮闘を描く。
    外交不在の日本に問う、「はじまりの日本外交」の情熱がここにある。

    [ 目次 ]
    序章 せまり来る東アジアの暗雲
    第1章 ニッポンの「夜明け前」
    第2章 青春外交官、奔走
    第3章 交法学未ダ開明ナラズ
    第4章 アジア外交の季節
    第5章 条約改正を実現せよ

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著者プロフィール

1944年、神奈川県にて生まれる。鹿児島純心女子大学名誉教授、元副学長。文学博士。幕末・明治期における対外関係史等の研究をおこない、鹿児島県立短期大学地域研究所特別研究員を経て、1987年明治政治史研究会を設立し、会長となる。犬塚太郎海軍中将は祖父,父の犬塚家孝は海軍中佐。著書に『薩摩藩英国留学生』(中公新書)、『若き森有礼』(鹿児島テレビ)、『海国日本の明治維新』(新人物往来社)、『なぜ、植民地化を免れることができたのか』(NHK出版)、『森有礼』『明治維新対外関係史研究』『寺島宗則』『明治外交官物語』(以上吉川弘文館)、『密航留学生たちの明治維新』『ニッポン青春外交官』(共にNHKブックス)、ほか編著に『明治国家の政策と思想』(吉川弘文館)、『明治の若き群像』(平凡社)などがある。

「2015年 『アレキサンダー・ウィリアム・ウィリアムソン伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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