冷泉家・蔵番ものがたり 「和歌の家」千年をひもとく (NHKブックス)
- NHK出版 (2009年8月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140911419
作品紹介・あらすじ
冷泉家は歌聖と名高い藤原俊成、定家を祖先にもち、国宝『明月記』『古今和歌集』などの古文書・古典籍や、伝統的な「冷泉流歌道」を今に伝える「和歌の家」である。四十歳で冷泉家に婿養子に入り現当主となった著者が、千年にも及ぶ「和歌の家」の苦難の歴史を振り返るとともに、典籍類の魅力を、実際に触れた感動を交えて紹介し、歌会、年中行事などの公家文化の精髄を生き生きとつづる。冷泉家の文化財を通して日本の伝統文化の特質を再考し、さらには文化の継承保存のあり方をも問い直す一書。
感想・レビュー・書評
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同志社のそばの冷泉家の中が公開になったとき、一度だけ行ったことがある。古典の世界がそのまま、いや、ひな人形の世界といったほうがいいのか。和歌の披講というと、皇居の歌会始を思い出す。古き良き伝統を守るとは、こんなに大変なのか、興味深く読めたエッセイであった。
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同志社のそばの冷泉家の中が公開になったとき、一度だけ行ったことがある。古典の世界がそのまま、いや、ひな人形の世界といったほうがいいのか。和歌の披講というと、皇居の歌会始を思い出す。古き良き伝統を守るとは、こんなに大変なのか、興味深く読めたエッセイであった。
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冷泉家の歴史がわかるほど、大事なものを継承していくことの重要な意味を実感することができました。
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09/12/8