らせん階段 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (ハヤカワ・ミステリ 1739)

  • 早川書房
3.60
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150017392

作品紹介・あらすじ

荒涼とした田園地帯にそびえ立つ"サミット"邸。一風変わった家族のみが住む屋敷にメイドとして雇われたヘレンは、不吉な予感に震えていた。近隣の町で若い女が連続して殺されているのだ。次に狙われるのはわたしかもしれない-ひたひたと忍び寄る殺人鬼の影に怯えるヘレンだったが、屋敷には頼りにできる人物は見当たらない。そして激しい嵐の夜、ヘレンの耳に聞こえてきたのは、屋敷裏のらせん階段を歩く何者かの足音だった!ロバート・シオドマク監督が映画化し、その後三度にわたって映像化されたゴシック・サスペンスの古典的傑作。

感想・レビュー・書評

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  • まったく前知識なく読んだが、とてもおもしろかった。 
    少女ばかりを狙う連続殺人犯。ある館で働くメイドの主人公は、次は自分が狙われていると不安を抱きながらも屋敷にいれば安全だと考えるが、1人、また1人と彼女を守るはずの人々が屋敷からいなくなっていく。残されたのは、男のような風貌の気難しい看護婦と、何を考えているか分からない不気味な老婆。
    得体の知れないものが迫ってくる恐怖がうまく描かれたサスペンスだ。
    主人公のヘレンのキャラクターがいい。自惚れやでそそかっしく、正直すぎるきらいはあるが、好奇心旺盛でお人好し。
    犯人もまさかの人物だったし、敵か味方か分からなかった老婆の正体が最後に明かされるのもよかった。

  • 300.初.元ビニカバ、帯付。
    2010.12.20.鈴鹿BF

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