黄金の星間連絡艇 (ハヤカワ文庫 SF 268 銀河辺境シリーズ 9)
- 早川書房 (1977年11月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150102685
感想・レビュー・書評
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銀河辺境シリーズ9。監察宇宙軍を辞職後、最初の仕事でかかわった性格最悪金持ち美女から譲り受けた黄金に輝く連絡艇で、生活のために始めた仕事が郵便配達業。辞職といっても軍法会議にかけられるよりはという悲しい理由。何か現在に通じるものがあって泣けてきます。荷物と美人の郵政局長を運ぶことになり、またもトラブルの予感が・・・ふざけたお笑いというものでもなく、作者独特のユーモア感覚が本当に楽しい。配送中に、機関は故障、さらに蜂型異性人にハイジャックされ、侵略中の惑星に拉致されて見世物にされてしまうという情けなさ。その間ほとんど裸のまま。冒頭で、主人公グライムズ船長の母方の祖先がホーンブロワー提督ということが明かされる。父方の祖先はケチな海賊というのも笑えます。結構いい男なのに、なぜか女性運のない主人公グライムズ船長に栄光あれ。
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