紅衣の公子コルム (3)

  • 早川書房 (1982年10月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784150104917

みんなの感想まとめ

物語は、友人同士で殺し合う病にかかるという衝撃的な状況から始まり、主人公コルムの内面的葛藤と成長が描かれます。コルムは、エルリックやエレコーゼと共に冒険を繰り広げながら、彼らの存在がもたらすユーモラス...

感想・レビュー・書評

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  •  3連発でコルム。今回はかなり派手な話。冒頭から友人同士で殺し合う病気にかかって、ジャリーやラリーナを憎んでしまうコルム。エルリックがサイモリルを殺してしまったような、最終的な破局へは至らないところはちょっと物足りないけど、コルムはそこまで業が深くないということかな。
     エルリック、エレコーゼ、ホークムーンと登場して、<永遠のチャンピオン>らしくなってきた。エレコーゼだけは印象違うけど。こんなに気難しい奴だったっけ?もう一度読まないといけないかも。それにしても、エルリックとコルムとエレコーゼが、腕組んでドアを蹴っている姿ってメッチャ笑えない?<三人で一人の男>とか言われてもなあ。
     <クゥイル神>と<リン神>が<混沌>の神々を倒しちゃったおかげで、マベロードもてんで情けないんでやんの。結果的には、グランディスを倒すときまで彼らの力を借りてるわけだし。<徒渉神>が<リン神>だったってことは、ムアコックには最初からこの構想があったということだと思うけどね。これでムアコックの作り出す物語の構造が菊地秀行のそれに近いというのは、俺の中では確信に近くなってきたな。
     そうかと思うと、最後に<クゥイル神>に神話世界(ひょっとするとムアコックのファンタジー世界も)を否定するような発言をさせていたりして、なかなかにラジカル。

    p.s. エルリックはコナンの世界を否定することで始まったらしいから、まさしく最後の<クゥイル神>の言葉はファンタジーを否定することだったのかもね。コルムが、結局は自分だけの力では何もできない英雄であることもそれを裏付けてる。でもムアコックはこの続編も書いてるんだよなあ。それがどういう話なのかが問題だ。

  • 古書購入

  • コルム3 次の三部作が待ち遠しいとは思わない・・
    表紙   6点天野 嘉孝
    展開   4点1972年著作
    文章   4点
    内容 495点
    合計 509点

  • コルム・シリーズ

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