ネリルカ物語 (ハヤカワ文庫 SF マ 1-14 パーンの竜騎士 外伝 3)
- 早川書房 (1991年12月1日発売)
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感想 : 5件
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- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150109561
作品紹介・あらすじ
原因不明の疫病がはやり、療法師ノ長の命により、パーン全土に検疫体制が敷かれた。フォート城砦ノ太守の娘ネリルカは、ルアサの市に行った母と妹たちを、この疫病で失ってしまった。すぐに後妻を娶った彼女の父トロカンプ太守は、病人を収容所に押しこめ、ろくな援助も与えない。ネリルカはそんな父親に反発し、看護の腕をいかして自分の人生を切り開いていこうと考えるのだった…。『竜の貴婦人』のサイド・ストーリイ。
感想・レビュー・書評
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前作のサイドストーリィ 竜騎士マニアには嬉しい
表紙 5点木嶋 俊
展開 7点1986年著作
文章 7点
内容 685点
合計 704点詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
パーンの竜騎士の短編集。これはこれで面白い。
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パーンの竜騎士シリーズ外伝「竜の貴婦人」のサイドストーリー。(ややこしい……) モレタ達の活躍を、城砦暮らしの一般人の視点から見たものとなります。
ストーリー自体はマキャフリィの定番である「能力は持っているけど出す場所を与えてもらえず鬱屈とした日を過ごす主人公が、頑張って認めてもらえる」もの。
とはいえ、やはり王道物語は王道だけに、読んでいて面白いし安心感もある。
ラストシーンでのヒロイン・ネリルカの独白が彼女自身の成長の証し、一人前の素晴らしい女性となったことの名乗り上げのようにも響いて読後感も爽やかです。
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