- Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150109899
感想・レビュー・書評
-
鏖戦は傑作だった。
異星人と人類の生存戦争を難解な造語で彩るハードコアSF。その中で形而上的な思索からある種の「文明の破滅」を描いたのは舌を巻く詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
《目次》
・「胎動」、マイクル・ビショップ
・「祈り」、ジョアンナ・ラス
・「間諜」、ブルース・スターリング
・「確率パイプライン」、ルーディ・ラッカー&マーク・レイドロー
・「ペーパー・ドラゴン」、ジェイムズ・P・ブレイロック
・「血をわけた子供」、オクテイヴィア・バトラー
・「ぼくがハリーズ・バーガー・ショップをやめたいきさつ」、ローレンス・ワット=エヴァンズ
・「鏖戦」、グレッグ・ベア
・「帝国の夢――地上管制室よりトム少佐へ――」、イアン・マクドナルド
〔エッセイ〕
・「私的80年代SF論」、オースン・スコット・カード -
おもしろかったのは、「胎動」、「血をわけた子供」、「ぼくがハリーズ・バーガー・ショップをやめたいきさつ」、「鏖戦」の4作。忘れないように書いておくと、「鏖戦」は、「おうせん」と読む。「血をわけた子供」は、上巻に収録されていたコニー・ウィリスの「わが愛しき娘たちよ」と同様、気持ち悪さが印象に残る。「鏖戦」は、よく分からないところもあったが、とにかくスケールの大きさに圧倒された。「確率パイプライン」と「ペーパー・ドラゴン」の2作は、読んでもさっぱり分からなかった。
収録作品:「胎動」(マイクル・ビショップ、小尾芙佐訳)、「祈り」(ジョアンナ・ラス、冬川亘訳)、「間諜」(ブルース・スターリング、小川隆訳)、「確率パイプライン」(ルーディ・ラッカー&マーク・レイドロー、小川隆訳)、「ペーパー・ドラゴン」(ジェイムズ・P・プレイロック、中原尚哉訳)、「血をわけた子供」(オクテイヴィア・バトラー、小野田和子訳)、「ぼくがハリーズ・バーガー・ショップをやめたいきさつ」(ローレンス・ワット-エヴァンズ、中原尚哉訳)、「鏖戦」(グレッグ・ベア、酒井昭伸訳)、「帝国の夢―地上管制室よりトム少佐へ―」(イアン・マクドナルド、浅井修訳)、「〔エッセイ〕私的80年代SF論」(オースン・スコット・カード、山岸真訳) -
相変わらず読みにくいが、90年代が読みたくなった
表紙 4点依光 隆
展開 6点1968年著作
文章 4点
内容 605点
合計 619点 -
2015.11.19(木)¥220+税。
2015.12.10(木)。 -
105