- Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150118815
作品紹介・あらすじ
スタークら下士官が指揮権を奪取した月面のアメリカ陸軍は、コロニーの民間人と協力して、絶え間なく攻撃をしかける外国軍と激しい攻防を続けていた。だが、敵は外国軍だけではない。コロニーの支配権を取り戻すため、地球のアメリカ当局も、手段を選ばず次々に陰険な攻撃をくわだてる。敵である外国軍基地を借り受け、そこから攻撃を仕掛けたり、反乱を扇動したり、ついには最新鋭のロボット兵まで投入してくるが…。
感想・レビュー・書評
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数々の理不尽と最後まで戦うのかと思いきや・・・軍隊は国の憲法を守り抜くための存在と強調する。どんなおかしな政府からでも命令されればそれを実行するのが軍隊。大団円のように見えるラストシーンでも、この基本姿勢は守られる。そもそも反乱の原因となったこの構図は変わらない点に恐ろしいものを感じる。もう少し、この矛盾を突いてほしかった。侵略者としての国であっても「政策」には従うというのが軍隊だからだ。政策を決めるのは国民だということを、少しでも軍事力をもつ国民は再認識しなければならないだろう。
集団的自衛権が討議中だけれど注意しなければならない。子供が大人になるころ、戦争だらけの世界になっていませんように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
展開が安易だがヒマつぶしにはいい
表紙 5点寺田 克也 月岡 小穂訳
展開 5点2000年著作
文章 5点
内容 575点
合計 590点 -
3巻完結。
戦闘シーンはとても楽しいしスピーディ。けれどもストーリーはお約束通りの大団円なので★3つ。
1,2巻と面白い設定で話を進めてくれていたので、どんでん返しがあっても良かったかなぁと。
まぁ、良きアメリカが戻ってこない話にしたら読んでくれなくなっちゃうかな?