彷徨える艦隊 8 (ハヤカワ文庫 SF キ 6-11)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150118914

作品紹介・あらすじ

「謎の種族」の正体を解明すべく、未踏星域に侵入したアライアンス艦隊は、テディベアに似た姿の凶暴な種族と遭遇した。激闘の末ジャンプ点へ逃れたが、出た先は白色矮星の星系で、そこにも別の異星人がいた。整然とした編隊を組み、姿はクモとオオカミを合わせたような種族だ。ギアリーはこの種族と友好関係を築こうとするが、超弩級戦艦を含む凶暴な異星人の艦隊が追撃してきた…果たして艦隊は、無事故郷に帰れるのか?-。

感想・レビュー・書評

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  • 異星人の描き方が余りに安易すぎる
    表紙   5点寺田 克也   月岡 小穂訳
    展開   5点2012年著作
    文章   5点
    内容 580点
    合計 595点

  • 謎の種族の次に出会ったのは他種族の殲滅に熱心なテディベアのようなベア・カウ族。続いて蜘蛛と狼を掛けあわせたようなスパイダー・ウルフ族。スパイダー・ウルフと共同でベア・カウ艦隊を撃破、スーパー戦艦を奪取してミッドウェイに戻ってくると、ミッドウェイはシンディックに反乱を起こして独立済み。そこへ謎の種族の攻撃が。謎の種族を撃退したもののシンディック艦隊はアライアンス艦隊に意味ありげな捨て台詞を残して撤収。結構入り乱れてきたけど、何巻で綺麗に話をまとめるんだろうか?

  • 優先種となった草食動物の異星人というアイディアが面白かった。
    が、やはり、長すぎる退屈な策謀と全容を捉えきれない艦隊戦は疲れる。

  • 少し間があいたので、状況をすっかり忘れていた。このシリーズはつまらないわけではないのだが、読むのに時間がかかる。ページ数もそれなりにあるのだが、なかなか進まない。今回は今までと違って異星人が姿をみせる。文化や考え方の違い・コミュニケーションのとり方などファーストコンタクト的で面白かった。それにしても、背景のドロドロしたあたりがだんだん政治的になってきた。どうするブラック・ジャック!!

  • ジェーンは武功を上げようと焦ってるし、ベア=カウ族とは全然交渉できる余地がないし、一方ではもっともとっつきにくい風体のスパイダー=ウルフ族がもっとも友好的とは、物凄く皮肉だよね、と言うところが今回は面白く読めた。
    シンディックは内戦を起こしてるし、これは外伝と続きが楽しみ。

  • 前回、異星人の宙域で「つづく」状態の艦隊。極端に秘密主義の種族はともかく、別の種族の姿を認識。戦いつつ、帰路につく間に「なぜ?」の答えは少しずつ示されるけれど、決してそれはうれしいものではない、という展開。しかもまたしても「つづく」な終わりかた。
    うーん、よくひっぱるなあ。出版社、ちゃんとこのあとも出してくれるだろうか? ちょっと心配。
    さて、以前もふれたけれど、なんでこう女率が高いのだろう? そして女性二人に挟まれると、急に元帥がコミカルに。
    あと、旗艦艦長が学級委員に見えるのは、命令形が「しなさい」だからだと発見。このあたりが違うと、きっと印象も変わるのだろうに。

  •  なんとも長いもので、彷徨える艦隊も8巻目ですよ…。こんなに長く続くとは思ってもいなかったけどね。
     6巻で人類を2つの陣営に分けた100年戦争にも終止符がうたれた訳ですが、いよいよこの戦争の背後にチラホラと見えていた黒幕の正体、人類以外の知性体の姿にフォーカスが移りました。いよいよオーラスか?とか思ってた訳ですが、ここにきて更に新たな人類外知性体がいくつか登場しました。
     こ、これはまだ暫く完結させる気がねーな…。まだまだしばらく続きそうですよ。あとヒロインのデシャーニ艦長怖い。

     今まで読んでて何なんですが、この作品では高速の数分の1程度の速度を出せる宇宙戦艦が当たり前に出てきてますし、そのスピードでもって艦隊決戦をやりまくってる訳ですが、高速域では敵の捕捉が困難になる(超遠距離の敵は、今現在その場所に居るかは分からない)というアイデアを生かして戦ってる割には、ウラシマ効果とか全然考慮されてませんね…。7巻末で一応j人類同士の内戦が終わって、クルーが故郷に帰ったりしても、世間の時間経過は変わって無かったみたいだし…。

  • 100年続いた大戦争を終わらせた英雄も宇宙艦隊も戦争が終われば危険なだけの不要品とばかり、休息する間もなく、見つかるかどうかわからない異星人探索の旅に追い出されたギアリー元帥とその宇宙艦隊の逆境譚。いきなり交渉不可能な異星人との戦闘で、無敵戦艦インビンシブルが沈むところから始まります。

  • 矢継ぎ早に新しい異星人の登場する本巻。これまでの彷徨える艦隊シリーズとは一癖も二癖も異なるが、根底は一緒でそんなこと気にせずに全然楽しめました。

  • 『月面の聖戦』シリーズが入ってちょっと間が空いた『彷徨える艦隊』シリーズの最新刊。
    戦闘シーンについては相変わらずご都合主義的な部分もありますが、やはり『月面の~』とは比べ物にならない程、複雑なストーリーが展開されます。

    前6部作と違って異星人が登場する分目新しさがありますが、その反面、異星人のテクノロジーということで何でもアリ的な描写に陥りがちなところを、(少々こじつけぽい説明ではあるものの)そう読ませないテクニックが流石だと思いました。

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