災厄のスプーディ (ハヤカワ文庫SF 宇宙英雄ローダン・シリーズ 507)

  • 早川書房 (2015年10月22日発売)
4.00
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784150120320

作品紹介・あらすじ

応答しない第十七艦隊ネストの偵察に派遣されたベッチデ人三名が、そこで見たものは?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ・1013話「災厄のスプーディ」H・G・エーヴェルス著
     Die Spoodie-Seuche
     H.G.Ewers
     Dienstag, 20. Januar 1981
    クラン艦《ブロッドム》がルクオ宙域にある第17艦隊ネストに近づいても何も反応がなかった。第一艦長ダクシエルは、惑星キルクールのベッチデ人サーフォ・マラガン/ブレザー・ファンドン/スカウティを送り込む。3人が優秀で乗員の嫉妬や悪意を掻き立てるから厄介払いしたかったようだ。話を発展させるためだろう。
    ネストはスプーディ病に感染した状態だった。一か所に集まって、ひと塊になり意識を失う。そして死んでスプーディが脱落する。

    3人は報告後、《ブロッドム》から置き去りにされてしまい、ネストの星図タンクから《ソル》の情報をひきだそうとし、ネストから107光年の赤色矮星に伝令船で行くことにした。

    ネストに調査に来た特務艦《ヴィールナアル》の第一艦長タブヴィーデルから、ダクシエルは叱責された。ネストに送り届ける客人のような3人を、厄介払いのようにしてネストの調査に向かわせたためだ。

    伝令船は赤色矮星に不時着させられてしまった。3人は不時着後も何かにコントロールされるような状態が何度もあった。
    この星は、花が精神を支配する不思議なところだった。
    不時着させられた多くのクラン人が花の世話をしている中、洗脳されたふりをしているターツのゴノスがいた。数年前に不時着した《イクトル》に乗っていた。
    ゴノスに伝令船の食糧を分け、伝説を聞いたところ、王の花の種子がこの星にたどり着き、花から出すハイパーインパルスで宇宙船を不時着させて、乗員の意思をコントロールし、花の世話をさせているということだった。クラン人が多くコントロールされるため、スカウティが”クラン人トラップ”と名付けた。
    (2017.6読了、2026.2.16再読)

    ・1014話「すべては《ソル》のために」H・G・エーヴェルス著
     Alles für die SOL
     H.G.Ewers
     Dienstag, 27. Januar 1981
    タイトルから連想する重要な出来事は起らず、ひたすら惑星を徘徊する話。
    ターツのゴノスの案内で、ネストの星図タンクに情報を送った《ダルーク》の艦長イストルに話を聞くことができた。ベッチデ人3人が《ソル》だと信じる球型船の残骸は、北の砂漠地帯にあるという。

    ゴノスの協力も途中までだった。あっさり途中で分かれてしまった。
    一方、《ブロッドム》は、スプーディ病に感染したと思われるベッチデ人3人を確保しに赤色矮星に近づいたが、王の花に影響され、不時着してしまった。第一艦長ダクシエルは執拗に3人を追ってきて、ジャングルでの両者の攻防戦が長かった。大グモで毒ヒルを撃ってくる首狩りという種族やイノシシにも対峙しなければならなかった。
    結局ダクシエルに3人は捕らえられそうになったが、ダクシエルと、行動を共にしていたターツのスプーディが頭から抜け落ちた。スプーディ2匹は近づいて死んでしまい、ダクシエルとターツは錯乱して走り去っていった。
    本話の途中でサーフォ・マラガンが、ブレザー・ファドンに対し、スプーディを合体させたいと急に言い出すシーンがあったが、スプーディ病や王の花のヒュプノ効果ではなく、スプーディは2匹で一体になりたいのかもしれない。

    最後に3人は巨大な球型船を発見した。
    (2017.6.24読了、2026.2.19再読)
    (2026.2.19)

    ※2017.6.24読了
     2026.2.11再読開始、2.19読了

  • 三人のベッチデ人の物語。
    この話がどこで本流のローダンのところに繋がるかわからないが、やっとこの三人の冒険談も少し面白くなってきた感じですね。
    ローダンものは話が長いので1、2巻は助走のようにわけわからず数巻終わってしまう。
    これでだいぶ話が見えてきた。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

神奈川県生まれ。中央大学大学院独文学専攻博士課程修了。訳書に『としょかんのよる』(ほるぷ出版)、『ちいさなサンタまちにいく』(岩崎書店)、『口ひげが世界をすくう?!』(岩波書店)などがある。

「2021年 『ヤマネのぼうやはねむれない⁉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

若松宣子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×