テイルチェイサーの歌 (ハヤカワ文庫 FT ウ 1-1)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (518ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150201340

作品紹介・あらすじ

ぼくの名はテイルチェイサー。偉大なる猫一族の末裔。これといった取柄もない平凡な猫。そんなぼくに大きな異変がおとずれた。ほんの何日かの間に愛しい牝猫ハシュパッドを含む数匹の仲間が、前ぶれもなしに行方をくらましたのだ。集まった長老たちは自力で解決する方法を見いだせない。業を煮やしたぼくは、ひとりハシュパッド探索の旅に出ようと決心した。だが森へ足を踏み入れたぼくを待ち受けていたのは、地上制覇をもくろむ邪悪な存在だった。…伝承の歌に彩られた猫族の世界を舞台に若き英雄の成長をみずみずしく謳い上げる傑作冒険譚。

感想・レビュー・書評

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  • 猫の視点から綴られる、猫の国のファンタジー。
    ……だが登場猫物が真に猫らしいかといわれると悩ましい。台詞や思考はいかにも海外ファンタジーにでてくる人間なので。
    人を擬猫化した、という表現が一番ふさわしい気がする。

    猫はたっぷりでてくるが、話として面白いかと問われるとうーん。
    猫好きではあるが、うーーん。

  • 猫の生態を取り入れながら、猫視点で進むファンタジー作品。猫版指輪物語と言って差し支えないだろう。
    猫視点による神話の構築や、名づけの風習、リスや鳥たちとの関係など世界の膨らみが素晴らしい。
    王道展開と見せかけて腰を折る所もホビットの冒険のようなひねりがあって面白い。
    ただ、敵との決着の部分があっさりとし過ぎている感があり残念だった。

  • カノジョが行方不明になった猫の冒険。
    RPG的な冒険の順序を辿ってるので話はわかりやすい。でも面白いのか面白くないのかよくわからない。猫の名前の付け方は面白いけど。

    読み始めて2ヶ月くらい。まだ読み終わらないということは面白くないのかなあ…。

    「ヒトの祖先は罪を背負った猫である」という猫族の神話?は印象に残った。その発想はなかったわ。

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