影がゆく (ハヤカワ時代ミステリ文庫)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 41
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150313937

作品紹介・あらすじ

魔王信長の魔手が、浅井家の遺児・月姫に迫る。姫と護衛の武士たちの絶対絶命の危機にに現れるのは、天真爛漫な少年忍者・犬丸!!

感想・レビュー・書評

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  • 浅井家が信長たちに滅ぼされる時代、浅井家のお姫様である月姫を越後の上杉家に逃がす物語。幼い月姫を逃がすための人々と月姫を亡き者にしようとする面々との対決。伊賀甲賀の忍者が月姫を逃がそうとするが、敵も忍者であり過酷な逃亡劇となる。月姫を守るに人々も斃れ、ピンチの連続である。そこを乗り切る弁天や犬丸の活躍がすばらしい。大河ドラマのエピソードを切り取ったかのような小説である。

  • 主人公側に魅力的な登場人物も多いが、敵役が多すぎて人物造形が散漫。そのために各登場人物の掘り下げが甘く非常に残念。
    集団戦闘の場面転換が明確でなく、誰と誰の戦いかが分からなくなる場面が多数ある。
    この部分を整理して、登場人物も主人公側、敵側共に絞り込み深掘りすれば面白い物語が広がるのでは。
    星はまた会いたい登場人物への期待を込めて。

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著者プロフィール

1970生まれ。兵庫県加古川市出身。『忍者烈伝』(角川学芸出版)で小説デビュー。その後、『忍者烈伝ノ続』を発表する。本書がシリーズ3作目となる。

「2017年 『忍者烈伝ノ乱 地之巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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