零號琴 上 (ハヤカワ文庫 JA ト 5-4)

著者 :
  • 早川書房
4.20
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本棚登録 : 217
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150314965

作品紹介・あらすじ

惑星美縟の巨大埋蔵楽器が五百年ぶりに奏でる秘曲・零號琴。大假面劇上演の夜、その音が暴く美縟の真実とは? 傑作ついに文庫化

感想・レビュー・書評

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  • 上下一括感想
    下巻にて

    チョット今の段階で感想が書けない。

    「五聯所」……ゴレンジャー?
    「フリギア」……プリキュア?
    地下から掘り出したのは巨神兵?

    下巻へ

  • 感想は下巻で。

  • この文章の美しさたるや……と飛先生の作品すべてに対して思っているが、これは今まで読んでいなかった皆さんも実は読んでみたら楽しめるのではない?と思っている作品。

    合う合わないがあるのはそうですが、これはとてもキャッチーというか……なんだろう、すごく聞いたことがあるぞ!というような部分がありますよね。
    ただ決してエンタメ一辺倒、ライトな読み物ですという感じではなく……とてもおもしろいのですが。面白いです。

  • 2023-04-12
    感想は下巻

  • はるかな未来、特種楽器技芸士のセルジゥ・トロムボノクと相棒シェリュバンは、大富豪パウル・フェアフーフェンの誘いで惑星美縟を訪れた。そこでは首都磐記全体に配置された古の巨大楽器〈美玉鐘〉が五百年ぶりに再建されるのを記念し、首都の全住民が参加する假面劇の準備が進んでいた。だが案内役の咩鷺、菜綵とともに劇を観ていたトロムボノクらは、突如何者かの襲撃を受けーー規格外の想像力に彩られた著者第二長編。
    (2018年)
    — 目次 —
    アヴァンタイトル
    第一部
    第二部
    第三部

  • センス・オブ・ワンダーに満ち溢れた快作。基本はSF。それに神話をもとにしたファンタジー、重要人物の死を題材にしたミステリー、兄妹の財産の奪い合いなど盛りだくさん。後半もとても楽しみ。

  • 中盤で明かされる設定に驚く。音の聞こえない小説なのに、ヌウラの演奏シーンには圧倒されそうな迫力があって良い。パウルは何を企んでいるのか。設定や用語の硬質さとアニメのパロディに代表される軽さとが入り混じった雰囲気が不思議。この物語がどこに着地するのか気になる。

  • 短編集「自生の夢」で著者を知ったので、今作のようなエンタメSFに振り切った作品も守備範囲というのは意外だった。酔狂な大富豪と出会った主人公バディが、巨大楽器<美玉鐘>の奏でる秘曲<零號琴>を巡る騒動に巻き込まれていくという物語。劇的な展開を見せる第一部に続き、第二部と第三部では惑星<美縟>の歴史や文化を更に深掘りしていく。目に見えない【音】を可視化、立体化する文章表現、そして次々と飛び出す独自の用語や設定に己の想像力を試されている気分。某少女アニメのパロディがどう着地するのか見当もつかないが、いざ下巻へ。

  • 固有名詞に使われる漢字が難しすぎて読みにくくてしょうがなかった。
    でもなんとか読み進めて行くうちに読み方覚えてきて、そうしてら徐々に内容が頭に入ってくるようになってきてどんどん引き込まれて行く。
    読みにくさにめげないことが大切。

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著者プロフィール

1960年島根県生まれ。島根大学卒。第1回三省堂SFストーリーコンテスト入選。『象られた力』で第26回日本SF大賞、『自生の夢』で第38回同賞を受賞。著書に『グラン・ヴァカンス』『ラギッド・ガール』。

「2019年 『自生の夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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