- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150314972
作品紹介・あらすじ
惑星美縟の巨大埋蔵楽器が五百年ぶりに奏でる秘曲・零號琴。大假面劇上演の夜、その音が暴く美縟の真実とは? 傑作ついに文庫化
感想・レビュー・書評
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SF的想像力
理解しようとしてはいけない
音で感じる。
読み方の難しい漢字も勝手にイメージで読んでしまう度胸が大切。
「音」とは波動であり「空気の揺らぎ」である。人は脳を通じて「音」を認識する。
ドタバタ的アクションSF物語なので、そのものでも忙しく楽しい。
か、「SF的想像力」を駆使して深読みすると、なかなか難物となる。
あとがきの解説には助けられた。 -
本当はハードカバーを書いたかったのですが、収納場所の兼ね合いで断念したことを後悔しています。どうにか場所を作ります。
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2023-04-17
連載で読んでいたのとはかなり印象が違った。もちろん推敲されていることも大きいのだろうけど、一気読みすることでより祝祭感が際立ったように思う。
モデルというか元ネタもじわじわ迫ってくる。言葉による幻惑を堪能した。 -
大假面劇に向け再建が進む美玉鐘の演奏を任されたトロムボノク、劇作家ワンダにより主役に抜擢されたシェリュバンは、徐々に〈美縟のサーガ〉の成り立ちに迫っていく。咩鷺、菜綵、美縟芸能の目付け役〈班団〉、そして大富豪パウルーー。仕組まれた運命とそれぞれの思惑が絡み合いやがて迎えた上演の夜、秘曲〈零號琴〉が暴く惑星美縟の真実とは? 現実と虚構のはざまで物語を希うヒトの想像力を徹底的に描ききった傑作
(2018年)
— 目次 —
第三部(承前)
第四部
無番
第五部
エピローグII
エピローグI
ノート
解説ーー銀河を外から見るために/山崎聡 -
ひたすらエンターテイメント。細かい内容は気にせず、世界観と勢いを楽しむ。
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物語のための物語