エンドレス・ラブ (ハヤカワ文庫 NV 359)

著者 : スコット・スペンサー 小沢瑞穂

• 早川書房 (1984年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[マタンさんの感想 · 2021年4月23日]

冒頭から犯罪の場面となります。
愛するものから引き離された憤慨から
一人の少年は精神病医院へと入れられます。

静かな文章だけれども
そこには葛藤と、狂気が入り混じります。
いえることは決して報われることのなかった関係は
やはり報われないこと。

まあこの周辺人物たちも
結構あれなんですよね。
彼女だった人の家族も彼の家族も。
なーんか病んでるのよ。

ただしラストは救いはあったわね。