新鋭艦長、戦乱の海へ 上 (ハヤカワ文庫 NV オ 4-1 英国海軍の雄ジャック・オーブリー)
- 早川書房 (2002年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150410254
感想・レビュー・書評
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主役が二人で女性も二人、対話・独白・手紙文・心理描写部分が多く、また翻訳のせいもあるだろうが読みづらい。興味が続かず、新鋭艦長上下を読み終えるのに随分かかった。勅任艦長の上も女性関係2x2が面倒くさく、下まで来てやっと読む速度が上がった。それでもそうした部分は結構読み飛ばししている。パシフィカや徳間書店も同じ本の同じ翻訳者による版を後から出しているが、ハヤカワのより読みやすいかな。
このシリーズはホーンブロワー物に比べて帆走に関する細かい描写が多い。つまり追ったり追われたりの際少しでも速度を出すためのあれこれの工夫が述べられている。あと陸上での任務内外の人付き合いも多い。提督だの総督だの工廠の担当者だの諜報関係者や敵方のそれだの。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イギリス帆船物の新シリーズです。
例によってというか、高橋邦泰さんの翻訳。でもちょっとおかしい。なんだか随分読みにくいのです。原文が悪いのか、訳がおかしいのか。そのために読み終わるのに随分かかってしまいました。
内容は。。。う〜〜〜ん、今一です。戦闘シーンは多いのですが、主人公の人間的魅力が見えにくい。相棒の軍医の方が良い出来ですね。
もし、続いて出たらもう一冊だけ読んでみようか。そんな出来です。
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再読
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1巻目の前半はまあまあ。ジャックとスティーブンの出会いのシーンとか、映画『マスター・アンド・コマンダー』に取り入れられたエピソードとかおもしろく読んだのだけれど…。
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スティーブンさんかわいいよスティーブンさん
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1:新鋭艦長、戦乱の海へ
2:勅任艦長への航海
3:特命航海、嵐のインド洋
4:攻略せよ、要衝モーリシャス
5:囚人護送艦、流刑大陸へ
6:ボストン沖、決死の脱出行
7:風雲のバルト海、要塞島攻略(←未購入)
8:封鎖艦、イオニア海へ
9:灼熱の罠、紅海遙かなり
10:南太平洋、波瀾の追撃戦
以下続巻、翻訳待ち
The Reverse of the Medal
The Letter of Marque
The Thirteen-Gun Salute
The Nutmeg of Consolation
The Truelove/Clarissa Oaks
The Wine-Dark Sea
The Commodore
The Yellow Admiral
The Hundred Days
Blue at the Mizzen
The Final Unfinished Voyage of Jack Aubrey (未完)
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マスターアンドコマンダーの原作です。
何がなにやらさっぱりわからんちんの海軍用語(というか帆船用語)を
くらいついて理解すると途端に物凄く面白く読めてきます
なにをおいても圧巻名のが映画のように鮮やかに描かれている戦闘シーン!
海軍さんは海に居ない間は何をしてるのかとか、マチュリンとのやりとりとか、
人間関係のこじれ具合とかもう色々さまざまな情けない内情から
ついていくぜ艦長!な言動から、すべてあますところなく面白いシリーズだと思います -
話の筋が突然変わる。
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映画「マスター・アンド・コマンダー」の原作(映画の話よりもっと前の話)ジャックとマチュリン先生がこんな出会いだったなんて。
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約200年前の英国海軍艦長と船医の話。巻を追うごとに船医の方に作者の愛が偏りだして少し悲しい。
しかしこの本を読むと帆船にあこがれずにいられん。