一年でいちばん暗い夕暮れに (ハヤカワ文庫 NV ク 6-9)

  • 早川書房
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150412111

感想・レビュー・書評

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  • コシマキは《犬愛がほとばしる!犬のもたらす奇跡を信じるあなたへ贈る至高のドッグ・ストーリー》。至高は言い過ぎ感はあるし、犬好きの心をくすぐって売ろう的なセコさはあるが、腐ってもクーンツ、手堅く楽しめる内容。(それにしてもこの値段と著書近影は何とかならんかったのかい。)

  • 犬が活躍するサスペンスと聞いて、表紙の可愛いイラストを見て、勝手にほのぼのした話かと思い込んでいた。登場人物がバカバカ死ぬし、虐待、暴力、狂気、過去のトラウマなどダークな要素てんこ盛り。犬はかなりオカルティックな存在に描かれていて、その犬さえいればなんでもうまくいきそう、と思えるのは物語の救いでもあるし、ご都合主義でもある気がした。ハッピーエンドを迎えてほしい、と祈るような気持ちで読み進めたが、ラストはちょっと引いた。アレはないわ。
    読んだあとにイラストを見ると、劇的に印象が変わった。

  • とてもダークな話がありつつも、犬の存在が物語全体を柔らかくしてくれる、犬好きがさらに犬を好きになれるお話。

  •  表紙を目にし「もしや、ウォッチャーズの続編なのかっ!?」と即座に購入決定。残念ながら続編ではありませんでしたが、結果は大満足。クーンツ好きなゴル飼いにはたまらない一冊でした。

     カテゴリーは何になるんだろ。不思議要素のからむサスペンス?
     おもいっきり要約すると、善人の主人公が正体不明の敵と戦って最終的にはハッピーエンドというあれです。善良な人々、犬たち、虐待される子供、愛すべき悪役など、いろいろな要素がからんできて最後まで飽きずに読めました。

     主人公はゴールデン・レトリバーのレスキューをしている女性で、これでもかこれでもかというほど犬の可愛い仕草が堪能できます。しかし同時に虐待など、目にしたくない部分もしっかりと描かれていて、ショック&いろいろと考えさせられました。(自分の犬が、どんな場所から来たのかなど)

     自分のための覚え書きとして書いておきます。泣きました。

  • 100124~100212読了

    ニッキー、フレッド、エセルというゴールデンレトリーバーの雰囲気がいいですね。
    ストーリーはいつものクーンツ節で、終盤に向けて一気に悪党が追い詰められてのハッピーエンドですが、この作品はとにかく犬が出ているからそれでいいのだ。




    犬の命は短い。あまりに短い。
    だが僕らは最後の時が来るのを知っている。
    やがては痛みがやってくることを、犬を失うことを、激しい苦痛に襲われることを。
    だから一緒にいられる時間を精一杯生きようとする

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