マシュマロ・テスト――成功する子・しない子 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 早川書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150505004

作品紹介・あらすじ

目の前のご馳走を我慢できるかが子どもの将来を左右する? 画期的実験の生みの親が自ら語る、自制心のメカニズムから高め方まで

感想・レビュー・書評

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  • 意志の力は生まれ持ったもので、就学前の早い時期からわかる。長年変わることがないが、鍛錬することはできる。

    トレーニングで、ホットシステムを抑え、クールシステムを活性化させることができる。
    ホットシステムは現在志向の強いバイアスがある。これを冷却し、将来の利益を加熱することで、将来の利益のほうが高いようにする。
    長期的な利益へ意識を集中させる。ホットシステムのいうことに身を任せない。
    イフゼンプラン=あらかじめ誘惑に抵抗できるように予習しておく。事前約束計画。
    認知的再評価=ごちそうではなく毒だと再評価する。運動をつらいものではなく楽しいもの、と再評価する。
    自分と距離を置く=天井に登って俯瞰する。誘惑に負けそうな自分を他人の目で見る。
    ストレスをためない=強いストレスのもとでは、ホットシステムが活性化する。

    デジタル処理された年老いた自分の写真を見ると、貯蓄が増える。

  • マシュマロテストをクリアする子どもは将来自制できる大人になるのか?という疑問をもとに実験された内容が書かれた本でした。ホットな部分とクールな部分をもつ私たちがどのようにしてそれを制御すべきか、または子どもに身につけさせるべきか、、、

  • 自分としては、クール(先延ばし)よりもホット(即時)の方に憧れてしまう。先のことを深く考えてない人の方が、自分なりの幸せを感じてると思うし、ストレス無いと思う。

  • いろいろと教材に使えそうである。

  • さまざまな心理学に関する本に登場するマシュマロテスト。
    その有名なテストの生みの親が書いた本。

    理性と感情を、クールシステムとホットシステムと言い換えて、
    マシュマロテストを基本にさまざまな実験結果を紹介してくれます。基本的には
    認知を変える話なので目新しいことは多くありませんでしたが、
    そこはマシュマロテストを考案した人物、
    面白くないわけがないし、
    ためにならないわけがない。

    ホットスポットの地図を作る
    (イフ・ゼンのストレスパターン)というのは面白いと思った。

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