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- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151400308
作品紹介・あらすじ
岸田國士のデビューは、築地小劇場開場と同年の1924年である。演劇の実験室、民衆の見せ物小屋、新劇の常設館であることを提唱し、当分の間は翻訳劇のみを上演すると表明した築地小劇場の上演目録に対しての岸田の批評は、その外国劇上演のおぼつかない翻訳技術を明らかにした。「対話させる術」を無視した生硬な翻訳文体やそら恐ろしい誤訳となって現れた、そのことを岸田は手厳しく指摘していたのである。