億万長者の殺し方教えます: ブラックバード姉妹の事件簿 (ハヤカワ文庫 マ 3-1 イソラ文庫 11)

著者 : ナンシー・マーティン 戸田早紀

• 早川書房 (2010年2月10日発売)

感想・レビュー・書評

[kumanecoさんの感想 · 2010年2月15日]

莫大な借金を両親から押し付けられたノラは新聞記者に就職するが、そのオーナーがパーティーで殺されてしまい…。

ということで、コージーってよりロマンス色の強いミステリ。
作者はもともとロマンス出身らしいので、さもありなんって感じ。
上流階級の社交の様子が描かれているんだけど、なんか時代がずれているように感じてしまうのは自分に馴染みがないだけ？
事件の捜査や動機、背景に厚みがないのでミステリとして読むのは辛いな。みんながエマの素人捜査を応援したり頼りにしたりするあたりがもううそ臭いって言うか、御伽噺にしか思えないんだよね。
作者にはも少しミステリの書き方を学んで欲しいなあ。

[うさぎさんの感想 · 2021年3月28日]

いやぁ大ブレーキ！時間かかりました。
題名から想像してたのと違った。出てくる三姉妹ともに共感も好感も持てず。
主人公のノラが警察に協力を求められるのはまぁわかるけど、そこからなんにも協力しない。
姉が行方不明になってもウロウロして気絶するだけで頼りないくせに、警察には言いたくないとか頑固。
ブルーム刑事とか、上司のキティ、運転手のリード等、魅力ありそうなキャラがいるのになんか中途半端に登場させて去るだけ。
翻訳の続編はないみたいだけど納得。なんとなくボンヤリな印象の作品。

[ochikapreさんの感想 · 2020年5月6日]

　2014-05-04