恋するA・I探偵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房
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本棚登録 : 82
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151724558

感想・レビュー・書評

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  • ミステリというよりサスペンスかな…?
    黒幕も早い段階で予想がつくし、そこまで楽しめるものではなかったです。

  • SFとして読めば面白い。ミステリーとして読めばつまらない。

  • とにかく続きが読みたいよ!
    続編があと3冊出ていて、すでに本国でも絶版みたい。
    日本語訳は待ってても出ないんだろうな~…。
    がんばって原書に挑戦するか?
    後半の2冊は値崩れしててかなりのお手頃価格。

    描かれているのが、おそらく発売当時のネット状況だからスマホ以前。今読むとちょっと古くささも感じる。
    スマホ時代のチューリングの活躍、ぜひとも読みたいよ!

  • 主人公のチューリングは、電子情報をたくさん仕入れて分析して物事を決定して・・・なんだか、「ミレニアム」のリスベットを思い浮かべる。

  • A・Iが探偵となって行方不明の産みの親を探す話。面白いのは、チューニングが安楽椅子探偵ではなく、情報を集めることで事件を地道に解決していく探偵であること。そして必要性に応じて人間の手を借りながらも格段に進化していく様子が可笑しかったです。まあオーバーテクノロジー過ぎるのが難ですが。

  • 最初読み進めるのに根気がいったが、波に乗ってくると面白くてサクサク読めた。時折訳がわかりづらかったのが残念。続編も読んでみたい。

  • 感情を持った人工知能チューリングが、膨大なデータ処理を武器にして事件の真相を追う、という話。人工知能ならではの捜査がきちんと描かれていてSFとしても楽しめた。レーベルではミステリに分類されているけれど、少なくとも『ヴァーチャルガール』と同程度にはSFしていると思う。原書ではシリーズ展開されているらしいが、単発作としても十分通じる。個人的には、キングフィッシャーの意外な役回りが大変面白かった。
    この作品の最大の欠点は邦題。あまりに軟派すぎると思う。内容はそれほど甘々ではないのに。

  • 続編……あるの?
    この作者のテンポは好き。

  • 探偵役のヒロインがA.I.(人工知能)という画期的な作品で、なかなか良く書けています。
    チューリング・ホッパーという名を持つAIは、題名と表紙絵から察してアンドロイド型なのかと思ったら、あくまでネット上の物。人格のあるタイプとして開発され、古今東西の推理小説を読ませたため、気の利いた挨拶も言えるし、正義感があるという楽しい設定。
    自分をプログラムしてくれたザックにほのかな恋心を抱き、冗談が通用したかどうかデータで分析して悩んだりするのがチャーミング。
    難しすぎず、軽すぎない〜程の良い展開です。
    ザックが行方不明になったのを心配して、友達になっていた人間二人と捜索に乗り出します。

    友達というのが50代の地味な秘書とコピー取りのバイトをしているお気楽な若者。
    チューリングの成長が一番めざましいのですが、友達もそれぞれに成長していくのが微笑ましく、陰謀家や強面の実行犯と巧みに戦うまでになるのです。
    チェスをする人工知能仲間のキング・フィッシャーも素敵。
    続編も出ているそうで、好評だったのでしょう〜。

  • 人口知能の”チューリング”が、失踪した自分の生みの親のザックを探すお話。
    タイトルと内容は大きくかけ離れている。あんまり恋する感じじゃなかった。
    物語の最初はパソコン関係の専門用語がわっと出てきて、なかなか取っ付き難い感じだけど、世界観を受け入れてしまえば話しにぐいぐい入っていける。
    ただ三人称で物語が進み、一人称でチューの思考が語られる手法は、フォントの違いも含めて苦手な人もいそう。
    とにかく主人公のチューリングが可愛いくて、彼女が成長していくのを読むのが楽しい。
    チューの手助けをする仲間もいい感じ。
    話の展開もいい意味で期待を裏切ってくれるし、事件のその後も書いてくれているので、読後感は概ね満足できるものだった。
    続編がありそうな終わりかたで、続きも面白そうだ。

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