グルメ探偵、特別料理を盗む (ハヤカワ・ミステリ文庫 キ 8-1)

  • 早川書房
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本棚登録 : 53
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151762512

感想・レビュー・書評

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  • 楽しかった。
    イギリス人ぽくないグルメな主人公、
    出てくるお料理が美味しそう!
    探偵としては全然ダメだけど…

  • とにかく美味しそうの一言に尽きる(笑)!!
    だって結局グルメ探偵は解決していないしねぇ。
    翻訳が2作目止まりなのが残念。。。
    全作翻訳して欲しいなぁ。

  • 出てくる料理はおいしそうだったけどミステリのお味は今一つ。

  • グルメ探偵、は私立探偵と違って…料理に関する相談所?
    あのスパイスはどうやって手に入るのか、とか、そういう依頼ばかり。
    そこへやってきた料理人の依頼は、別の料理人の特別料理の材料。
    それが終わったと思ったら…。

    このまま料理の事ばかりで、誰も死なないのかと思ったら
    一応死にました。
    で、捜査が始まりました。
    私立探偵っぽい事もし始めました。

    が、当然本職(?)はグルメ探偵なので、料理の描写が多い。
    しかも想像するだにこってり系か、味濃い系。
    国が国なので、それは仕方がないです。
    とは思うものの、何だか…。
    途中から想像せずに読んで、さらに飛ばして読んでしまってました。
    別段、それほど困る事はないです。
    オフィスに届くものについては。

  • 書店で一目ぼれして手に入れた作品。
    探偵らしからぬ、というか探偵じゃないよねこの主人公。
    すっとぼけたグルメ関連業の彼が、探偵に憧れてぼけぼけ推理をかましてくれるのがおもしろい。
    息抜きにぼ~っと読める作品です。

  • -

  • 料理関係が専門の探偵の“ぼく”の元へロンドンでも屈指の有名シェフが「ライバル店の特別料理のレシピを探って欲しい」と依頼に訪れ…なんとか調査報告しホッとしたの束の間、次の依頼人はなんとレシピを盗まれたシェフ!断りきれずに仕事を受けると食事会で殺人が…というお話。
    主人公は事件担当の警部に脅され、美人巡査部長にノセられて捜査してる感じです~グルメ探偵と言っても探偵のライセンスは持っていなくて、珍しい食材を探し出したり、食品に合うワインを提案したり…が本業で、全く暴力的な事はダメ。でも流石にグルメだけあって、作中で美味しそうな料理やお酒(自分で作っちゃう!)それに合わせて聞く音楽が出てきます。
    オマケに推理小説好きで作中で“こんな時…ネロ・ウルフ(やウィムジイ卿、ミス・マープルだったら)とか考えてて面白いです
    そういえば私、ウィムジイ卿シリーズは『学寮祭の夜』までしか読んでないなぁと懐かしくなっちゃいました
    これもシリーズ以下続刊だそうでちょっと楽しみカナ

    20060604

  • 元シェフでグルメ探偵を自称する主人公が、依頼された調査が元で殺人事件に巻き込まれる。探偵といっても食材など料理に関する調査が本業なので調査は行き当たりばったり。その人物に調査の手伝いを頼むスコットランドヤードの警部の存在は?謎開かしのスタイルは古典的でキャラ自体に新鮮みはないのだが、嫌みにならないグルメうんちくが味付けになり楽しめる。

  • 料理関係の調査を専門とする「グルメ探偵」がレストランの妨害事件を調べているうちに殺人事件に巻き込まれ…というお話。

    まずこの主人公がいい。美食家で食に対して並々ならぬこだわりを持つ。今日は簡単に…と言いつつなにやら請った料理を作り、BGMにするクラッシックとの相性に悩む。
    探偵でありながら小説に出てくる本物の探偵のファンで、様々な場面で彼らに思いをはせる。この辺はミステリ読みには嬉しい限りで、探偵の名前が出てくるたびににやりとしてしまう。
    本業の方でも自分で依頼を引き受けて、その大変さにびびったり、見当違いの推理で突き進んでみたり。憎めないキャラになっている。
    謎解きはいかなりい加減に思うけれど、キャラクタ小説だと思えばそんなものかと。
    ラストも尻切れトンボ気味。
    次作以降でミステリ部分の成長を期待したい。

  • 探偵といっても本職は入手困難なスパイスの代替品を探したり世界中から安くて高品質の食材を手配したり、いうなれば食品関連の何でも屋という主人公。高級レストランをめぐっての陰謀?に巻き込まれ、犯人探しに参加するけれど、どんな時でも食事が大切なのでペースはのんびり。美味しそうな料理とワインの描写がふんだんで、呑んべぇの私にはワインが我慢できなくなる危険な作品。

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