- Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151842511
作品紹介・あらすじ
英国のストーンサークルで続発する焼殺事件。犯人はなぜ被害者の体に停職中の警察官の名を刻んだのか? 英国推理作家協会賞ゴールドダガーを受賞、新鋭のシリーズ第一弾。
感想・レビュー・書評
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★5 ミステリーの魅力が特盛!ストーンサークルで発見される焼死体の真相とは… 英国ミステリーの傑作
■あらすじ
イギリスの各地に点在するストーンサークルで焼死体が次々と発見された。詳しく遺体検分を進めると、不可解にも停職中の刑事の名前が体に刻まれていた。巻き込まれてしまった刑事は猟奇殺人事件を解決できるのか。
■レビュー
話の展開、警察内でのいざこざなど、昔ながらのミステリーではあるものの、時代背景や捜査手段などはかなり新しいです。しかも登場人物が魅力がたっぷりに描かれ、関係性も薄っぺらくなく、引きが強い。
すぐにでもドラマ化もされそうな、これぞ海外ミステリーといった作品で、総じて★5 素晴らしい。
本作、まずミステリーとして面白いんです。
猟奇的な殺害方法や意味不明な手がかり。犯人はもちろん、つながりも見えず共通点もなく、捜査は完全に五里霧中。少しずつも大胆に手がかりを追っていく展開が上手で、次どうなっていくか気になってしょうがない。
そしてこんなに濃厚なミステリーなのに、登場人物がめっちゃ可愛いの。
イチオシなのはやっぱりティリー・ブラッドショー。
超優秀な分析官にもかかわらず、人生経験が少なく少女のように純粋で素直、でも何事にも懸命。仲間を信じて、小さな体で文字通り頑張る姿は応援せずにはいられません。特に終盤の主人公ポーとの会話シーンは、これまでの経緯を読まされた読者としてはあまりにも強烈に胸をうちます。
そして主人公ワシントン・ポーも、めっちゃ男前なんですよね~
かなり無茶なことをやりながらも正義感が強く、事件解決への粘り強さは誰よりも持っている。それでいて頭脳はキレキレ。正直、部下にはしたくないよなぁ…でも、カコイイ!
■推しポイント
ミステリー小説で一番ワクワクドキドキするところ。それはこれまでの解けなかった謎が、いくつかの手がかりや会話、ひらめきによって、真相がみえてくる瞬間なんです。
話の後半、いくつかのピースがそろい…ぞわぞわっ ときた瞬間。
たまんねーーー、最高でしたね。
そして本作はミステリーとしての魅力がたっぷり詰まってるんです。
ミステリーは大きく2パターンあると思っていて、少しずつ捜査を進めながら徐々に真相が見えてくる展開と、ずっと暗中模索で最後にひっくり返すといった展開があります。(もちろん細かく言えばもっといろいろありますが)
前者は話の重厚感がでますし、怖さ、混乱状況も描写できる。しかし最後であまり驚きを与えづらい。
後者は最後に読者に衝撃を与えられますが、序盤中盤で読者をひきつけておく必要があります。
本作はなんと、ミステリーすべての魅力が出ているんですよ。
面白いミステリーを書き上げた、組み立てた、バランスよくできたって感じではなく、「魅力を出し切った」という感覚に近いんですよね。そのくらい味わい深い作品です。
是非、時間があるときにじっくり読んでほしいミステリーでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
皆さんのレビューから読みたくて。はじめ訳が馴染まない感じがしたが途中から一気に読み耽った。凄惨な連続殺人事件を停職中の警官ポーが巻き込まれる形で捜査する。真実に迫る臨場感や特異キャラのティリー分析官との交流など面白く続編期待大。
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ひまわりめろんさん、こんばんは。
こちらこそ、いつもいいねをありがとうございます。
今回はコメントまでいただきありがとうございました!私の...ひまわりめろんさん、こんばんは。
こちらこそ、いつもいいねをありがとうございます。
今回はコメントまでいただきありがとうございました!私のつたないレビューで何か伝わったのでしょうか?疑問ですが、読まれるきっかけとなったとしたら嬉しいです♪
ひまわりめろんさんはミステリーよく読まれていていつも参考にさせていただいてます。そして何よりダジャレがいいですね‼︎いつもレビュー読む時「いつ来る?」と楽しみにしております(^-^)2022/03/31 -
111108さん
こんにちは!
自分の方こそ参考にして頂けてるなら光栄の至りです
それとたださんもいいねして頂いたみたいでありがとうござ...111108さん
こんにちは!
自分の方こそ参考にして頂けてるなら光栄の至りです
それとたださんもいいねして頂いたみたいでありがとうございます
お二人のやり取りは共感しかありませんでした
これを機にたださんの本棚ものぞかせて頂きます!2022/04/01 -
ひまわりめろんさん
111108さんの本棚で、はじめましてのご挨拶をするのは、何か不思議な感じですが、はじめまして。
こちらこそ、たくさ...ひまわりめろんさん
111108さんの本棚で、はじめましてのご挨拶をするのは、何か不思議な感じですが、はじめまして。
こちらこそ、たくさんのいいねと、フォローまで下さり、ありがとうございます。
私の場合、決してミステリーを多く読むわけではないので(好きなのは間違いないのですが、過去に読み過ぎた反動が影響し、今は限定的に選んでます)、気長に覗いていただければと(^_^;)2022/04/01
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イギリスを舞台にストーンサークルで起きる猟奇的な連続殺人事件。展開の早さと、緻密な謎解きにもう最後まで作者の思うがままにドキドキハラハラされました。(犯人は途中でなんとなくわかったけど。)
登場人物のキャラクターも魅力的でした。
ピエールルメートルのカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズと同じくらい好きになってしまったかもしれません。(共通点も多い二人ではありますが。)
とにかく、シリーズ読破したいです。 -
出だしは良かった。
これ絶対おもしろいやつだ!という予感がした。
……予感は外れた><
ストーンサークルで起こる惨たらしい連続殺人。
タフガイ系刑事と、IQは高いがコミュ能力に難のある女性分析官がタッグを組んで追う。
う~ん。ちょっとありきたりかも。
分析官は変人めいてないとダメなルールでもあんのかな。
読みやすいは読みやすいんだけど、なぜか没頭できなかった。心を持っていかれない。
残念(´;ω;`)
たまにはレビューで「これ最高!!」とか「☆5じゃ足りない!!」とか言ってみたいな~。
最近の自分の☆5は
エムブリヲ奇譚 山白朝子
家守綺譚 梨木香歩
…………(。´・ω・)ん?
( ゚д゚)ハッ!
奇譚、つながりか。
よし次は乱歩の「パノラマ島奇譚」でも読むか(笑)-
2023/11/27
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2023/11/27
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2023/11/28
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カンブリア州では、年配男性がストーンサークルで焼き殺されるという残虐な連続殺人事件が発生していた
マスコミが”イモーション・マン”と名づけた犯人の犯行は大胆でありながら用意周到で、捜査は難航していた
そんな事件解決のために登場したのがワシントン・ポーとティリー・ブラッドショーだ
みなさん、おもしろい作品の条件として、ストーリーはもちろん登場人物が魅力的というのも大事じゃないですか?
そこで、本作に登場するワシントン・ポーとティリー・ブラッドショー、この二人がいいんです!(≧∇≦)b
多少強引なところがあるものの徹底的に正義を追い求める姿勢がカッコいいポー
世間一般の常識に疎く、不器用で人付き合いが苦手だが、データマイニングでは高い能力を発揮するティリー
(きっと本作を読めばティリー・ブラッドショーファンが急上昇↑↑↑)
そんな似たもの同士ではみ出し者同士のふたりの相性は悪くなく、捜査を通じて心を通わせて事件解決へと繋がっていくです
このシリーズは『ブラックサマーの殺人』『キュレーターの殺人』と出版
そして! 四作目の『Dead Ground』も予定
さらに! 五作目もほぼ書き終わっている
しかも! 六作目のプロットもできあがっているとのこと
その上! ポーとティリーが登場する短編がおさめられた『Cut Short』も出版予定になっているだと!
(訳者あとがきより)
このシリーズ今後もまだまだ楽しめそうです♪
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ほん3さん
こんばんは♪
ティリーいいんですね〜
最初はこの人、大丈夫か?w
から始まり少しずつ人間的に成長していくティリーに頑張れーって...ほん3さん
こんばんは♪
ティリーいいんですね〜
最初はこの人、大丈夫か?w
から始まり少しずつ人間的に成長していくティリーに頑張れーって応援したくなっていきますよね
ほん3さんはブラックサマー〜もキュレーター〜も既に読んでいるみたいなので私も追いかけますねε≡≡ヘ( ´Д`)ノ2023/01/06 -
1Q84O1さん
あけましておめでとうございます~
本年もよろしくお願いいたします。
ついに1Q84O1さんもティリーちゃん沼に!いらっ...1Q84O1さん
あけましておめでとうございます~
本年もよろしくお願いいたします。
ついに1Q84O1さんもティリーちゃん沼に!いらっしゃいませ〜( ꈍᴗꈍ)
そしてこれからそんなに刊行予定なんですねーワクワクが止まらない
でもキュレーターの殺人が予約いっぱいでまだ読めなさそうなんですよね…買っちゃおかなー。2023/01/07 -
mochiさん
おめでとうございます〜♪
こちらこそよろしくお願いいたします!
新年早々ティリー沼に呼ばれちゃいましたよぉ〜w
けど、...mochiさん
おめでとうございます〜♪
こちらこそよろしくお願いいたします!
新年早々ティリー沼に呼ばれちゃいましたよぉ〜w
けど、ヤバいです(・・;)
また新しいシリーズものに手を出してしまったので…
あれもこれも読みたいものがたまってしまう…
2023/01/07
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気づいちゃいました
最初100ページを読んだことろ
主要な登場人物が出揃ったあたりで
まあ俺様クラスになるとこのぐらいで気づいちゃうわけですよ
こりゃあとんでもない傑作来たぞ!って
(うん、恐らく他の人はもつと早く気付く)
こりゃあ今日は眠れないぞ
明日休みで良かった〜ってね
とにかく一気読み必至です
これから読む方はご注意を!
そしてこれは本当の友だちとは何かをあなたに問う物語です!
真の友情とは時に大きな犠牲を強いてくるのです
そしてその犠牲を軽く飛び越えてくるのです
正義の人ポーと信念の人ティリーのミステリー史に残るコンビを多くの人に目にしてもらいたい!
続編があって良かった!
また2人に会える!!
そんな★5じゃ足りない大傑作でした
最後になりましたが111108さんありがとう!
お礼を言わずにいられない -
評判が良くてずっと読みたかった本。
ちょっと時間がかかりましたね。
スラスラいけたら、もっとハマったのかもしれません。
犯人はその人しかいないねって思ってはいたのですが、ショックだったなぁ。
被害者の殺され方はもうしょうがない!
自分の罪を悔いなさい!
四作目まで発売されているので、集めて読みます! -
ブクログでマリモさんがレビューを載せられていて、面白そう〜!とすぐさま手に取った一冊。
マリモさん、ありがとうございます( ^ω^ )
期待どおり、ものすごーく読み応えのあるミステリーでした。
※※※
イギリスのカンブリア州で、ストーンサークルの真ん中で焼死した老人の遺体が次々と発見される、連続殺人事件が発生。
3番目の被害者の胸にはなぜか、停職中の刑事・ポーの名前が刻まれていた。
ポーはかつての部下・ステファニーから依頼を受け、対人関係に問題をかかえるものの、天才的な能力を持つ分析官・ティリーを相棒に、事件を調べることになる──
※※※
本書、殺害方法はかーなーり残忍だし、扱っているテーマも重たいものなんですが、文章が軽快なのと登場人物が(一部を除き)あんまり嫌なキャラクターが出てこないので、とても読みやすい。
ラストも一見救いはないんだけど、そんな中にも一筋の光明が見えるような…決して後味は悪くなかった。
そして、本書の魅力の目玉はなんと言ってもみんな大好きティリーちゃんですよね!
融通はきかないし、空気読めないし、最初はどう物語と関わってくるんだ?と疑問でしたが、途中からはもう彼女が登場するだけでワクワクしたものです。
ポーとティリーにとって、お互いがお互いのファーストコンタクトなんですよね!それも性格面でも仕事面でもめちゃくちゃ良い化学反応起こしまくりの。
第二作以降もポーとティリーのバディは続きそうなので、こりゃ楽しみだ〜
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mochimochiさん
こんにちは!わー、レビューからお手に取っていただけたなんてレビュアー冥利に尽きます。
連続殺人も過去もかなり残...mochimochiさん
こんにちは!わー、レビューからお手に取っていただけたなんてレビュアー冥利に尽きます。
連続殺人も過去もかなり残酷なのに、どう繋がっていくのかとページめくる手がとまらないですよね。
私は今ちょうど第二作目のブラックサマーの殺人を読んでいるのですが、ティリーのキャラがますます可愛いです。まだどうなるのか全然わからず、どきどきしています。2022/11/03 -
マリモさん
こんにちは〜。コメントありがとうございます!
いつも読み応えたっぷりの素敵なレビュー、参考にさせていただいてます( ^ω^ )
...マリモさん
こんにちは〜。コメントありがとうございます!
いつも読み応えたっぷりの素敵なレビュー、参考にさせていただいてます( ^ω^ )
この本は本当に展開が気になって気になって、夜更かししてあっという間に読んじゃいました。
二作目はティリーがますます可愛いだなんて…!
またまた楽しみができちゃいました♪ありがとうございます!2022/11/03 -
ほん3さん
おっストーンサークル予約されたんですね!
夏休みの空欄探しは、ほん3さんのレビューを読んで興味が湧いたので予約しちゃいました♪
...ほん3さん
おっストーンサークル予約されたんですね!
夏休みの空欄探しは、ほん3さんのレビューを読んで興味が湧いたので予約しちゃいました♪
人気でしばらくは手元に届かなさそうなんですけどね〜(;_;)楽しみに待つことにします!2022/11/03
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ストーンサークルのある場所で、老人の連続焼殺事件が発生
マスコミは犯人をイモレーション・マン(焼き殺す男)と名付ける。
前の事件でミスを犯し停職中の刑事ワシントン・ポーは、突然捜査への参加を依頼される。それは何故か?
三番目の被害者の遺体には、傷がつけられていた。「5」という数字とポーの名前だった…
イギリスのカンブリア州が舞台
馴染みはないが、それは問題にはならず文章から自然に溢れている土地という印象を受け、楽しめた。
色々他の作品を読みすぎたのもあり
よくあるキャラクターかな?と
感じなくもないが、上司であれど反抗して捜査を進めるポーは熱いだけではなく頭もキレる。
分析官で世間知らずなお嬢さんのブラッドショーは天才で、ただのひ弱なオタクではなくポーに負けないガッツを見せてくる。
ポーの友人キリアン・リードもいつもスーツを着こなし、才能を隠しつつ捜査に協力してくれる。
ポーの上司で「お叱り役」であるフリンは管理役なので出番は少なかったかな。
主にポーとブラッドショーが、チームとして出来上がっていくのを微笑ましく見つつ、イモレーション・マンの謎追いかける
章末の引き具合が良くて、読ませる。
事件終わった〜からも、まだある!
そして次作に引き継ぐ…
「特捜部Q」ぐらい久しぶりに、警察モノのシリーズで追いかけたくなる作品だった。続編も多くコロナ禍に舞台なってきているとのこと、期待大。
余談:ふいに「〈5〉のゲーム」を思い出した。その後の展開で少しだけ類似する部分があったが、それを超えて面白かった。
追い切れるかどうかわからないが
面白いシリーズが増えたのは嬉しい。-
自分も『特捜部Q』を少し重ねました。有能だが組織から疎まれている主人公。極めて優秀だけど社会から少し外れている、助手の役割をする女性。
そし...自分も『特捜部Q』を少し重ねました。有能だが組織から疎まれている主人公。極めて優秀だけど社会から少し外れている、助手の役割をする女性。
そして、続きを気にさせる良い終わり方でしたね。2021/11/25 -
おお、コメントありがとうございます。
落ちこぼれ集めた問題部署だと特捜部Q(やはり有名なのかみなさん読まれてますね、流石です)をついつい浮か...おお、コメントありがとうございます。
落ちこぼれ集めた問題部署だと特捜部Q(やはり有名なのかみなさん読まれてますね、流石です)をついつい浮かべてしまいます。
続編もなかなか楽しませてもらいましたのでオススメですよ(^^)2021/11/25 -
2021/11/25
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