見えない繁栄システム: それでも日本が2000年までに米国を追い越すのはなぜか

  • 早川書房
4.00
  • (2)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (465ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152080677

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • [●09/04/11完読](BLINDSIDE)深く共感できる内容だった。日本の経済や国家のシステム、官僚機構、企業のカルテル、雇用制度などなどに興味がある人にはぜひ推薦したい本である。歴史的な背景とともに分析、説明されているので歴史好きにも面白いと思います。日本人ならばぜひ読んでもらいたい本。消費抑制政策、重商主義制作の話には非常に興味深かった。日本人として教育され、日本の各種制度のなかで育てられ、JAPAN IS NO1.、ものづくり立国を誇りに感じてきた世代の私が、うすうす感じてきたことの多くを、外国人の口からこうも分析して頂けるとは、という複雑な感激があった。知らない、意識したことがないネタもあり、為になる本でもあった。ボリューム、内容ともに重たいので完読まで5か月を要したが(数か月中断)、最後は面白くて一気に読破した。奥が深い内容なのでまた読んでみたい本である。原著はなかなか手に入りそうもないがこちらも読んでみたい。百年に一度レベルの世界不況といわれる「今」読むのがまた一興だと思う。

全1件中 1 - 1件を表示

エーモン・フィングルトンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×