- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152087164
感想・レビュー・書評
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やはり絵に今一馴染めないのだが「怪奇篇」に雰囲気が近いので「幻想篇」よりは「入れた」
・血まみれ心中
・首かじり
・手の目
・毛羽毛現
・牛鬼
・陰魔羅鬼
・水虎
・酒蟲
・件
・猫又
・百鬼夜行
・冥途
の12話を収録。
11日間の出来事と思わせて実は1日の出来事だったというのが巧い。(冥途は後日談)
今回の魔実也は料亭の一室で酒を呑みながら相手が来るのを待っているだけの安楽椅子探偵ならぬ安楽椅子紳士といったところか。(あとがきによると逢魔の魔とは相手ではなく魔実也であるとの事)
後に「もののけ草子」で主役を張る手の目が初登場。
江戸の町人っぽい言葉使いが小粋でいい感じ。
陰魔羅鬼で使いを頼まれ、魔実也の帽子を被り小走りする姿がどこか可愛らしい。
人気のキャラクターの一人なのでベストヒロインとして挙げる方もいるかも知れない。
だが個人的に高橋葉介のベストヒロインと言えば那由子しかいない。
それも「腸詰工場の少女」版と夢幻紳士 冒険活劇篇「年末の夢幻紳士」に登場する那由子(こちらも腸詰工場の女工だがオリジナルより大人びた感じ。しかも珍しく悲惨な目に合わない)。
那由子の存在なくして高橋葉介作品は語れない...........筈。
閑話休題。
血まみれ心中、首かじり、手の目、百鬼夜行で同じ場面が何度も繰り返されるのだが、次作の「迷宮篇」との繋がりを持たす為の布石を打ったというところか?
舞台が料亭の座敷、出てくる妖怪も日本のものと全篇和風テイスト溢れる シリーズの中でも異色とも言える作品だがたまにはこういうのも良い。
また、この様な雰囲気の話を読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
☆☆☆
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夢幻君がまるで「徹子の部屋芸人」の黒柳徹子さんみたいな立ち位置(笑)
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最低で最高のロクデナシ、夢幻魔実也のロクデナシっぷりがいかんなく発揮されている漫画。
相変わらず、紙とインクの癖に噎せ返るような色気です。
結局、一番の被害者は妖怪。-
2014/03/11
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初版 帯
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何だか夢でも診ている様だ
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三部作第2弾。化かされているような気持ちになります!
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――高橋葉介に嵌まるな、これは。罠か、それとも妖かしか。
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妹が買ってたわ。