数学する遺伝子: あなたが数を使いこなし、論理的に考えられるわけ

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152087911

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  • 数学

  • 数学する能力は言語を操る能力と同根であり、したがってあらゆる人に数学する能力は存在する。
    そのような主張を掲げ、特に数学に関するウンチクあり、時にアクロバティックな論理の構築ありで、かなり楽しみながら読める本。
    後半の、人類史上において脳はどのような発達をしてきたのかというような話は、スリリングで推理小説のようでもある。

    とても有益な本だとは思うけど、惜しむらくは、結論が平凡だということ。
    たとえば類書(と僕が思う)『銃・病原菌・鉄』がとんでもなく面白いのは、とんでもない観点の結論を、とんでもない説得力で述べているからなんだよね。
    もちろん知的に誠実にあろうとすれば、往々にして平凡な結論に落ち着かざるを得ないことは十分に理解しているつもりだけど、うーん、惜しい、惜しいなあというのが正直なところ。
    あ、でも面白いのは面白いよ。繰り返すけどとても有益な本です。

  • 結構面白そうだった。購入すべきか悩むところ

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著者プロフィール

1947年。英国生まれの数学者。キングス・カレッジ・ロンドン卒業後、ブリストル大学で博士号取得。現在、スタンフォード大学言語情報研究センターのシニア研究員。熱心な数学啓蒙活動を行う一方で政府関連機関のコンサルティングなど多彩なキャリアをもつ。著書に『数学で犯罪を解決する』(ダイヤモンド社)、『数学する本能』(日本評論社)などがある。

「2018年 『数学的に考える 問題発見と分析の技法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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