ロレンツォ・デ・メディチ暗殺―中世イタリア史を覆す「モンテフェルトロの陰謀」
- 早川書房 (2009年2月25日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152090065
作品紹介・あらすじ
ウルビーノ公フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロが遺した謎の暗号書簡。近年発見・解読されたこの密書が示すのは、恐るべき国家転覆計画の全貌だった…。衝撃の歴史ノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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メディチ家を標的にした「パッツィ家の陰謀」前後のイタリア政治史を描く歴史ドキュメント。少し読みづらいがダイナミックな歴史の動きが描かれ、なかなか面白かった。ルネサンスの輝きと表裏一体に政治の泥沼が進行していたことを知る。
さらに深く背景の考察があれば良かったが、もっと中世イタリア史の理解を深めたくなった一冊であった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロレンツォとジュリアーノのメディチ兄弟暗殺を目的とした『パッツィ家の陰謀』
この陰謀の前後の混迷したイタリア史を新たな目線で描いている。
単なる勢力争いを超えた、世俗の醜い争い。
「狐と獅子」の戦いしかり、友情と裏切りしかり、個人感情押し殺す外交しかり。
その挙句に手にしたものは何か。
ルネッサンスが花開く裏側の混迷を極めたイタリア社会。
陰謀が渦巻く社会の中で、芸術家たちが作品に込めた寓意も面白い。 -
挫折。
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