小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

  • 早川書房
3.99
  • (147)
  • (183)
  • (113)
  • (14)
  • (4)
本棚登録 : 1836
感想 : 172
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152092670

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 書いてあることはとてもシンプル。
    でも、ついついやらなくて良いことまで仕事を増やしてしまったり、タスクを洗い出すだけで満足してしまってリストだけが残ってしまうなんてことがあって、これを読んで改めて仕事をする上で大切にしたいことが明確になったように思う。

    <特に大事にしたいと思った3つのポイント>
    ●今あるものを活かし、できることから小さく始めるということ
    ●長いタスクリストは分解し、小さな決断、小さな勝利を積み重ねることでモチベーションを維持するということ
    ●教えること、「レシピ」を公開することで関係を築くということ

  • ・失敗から学ぶことは過大評価されている。成功から学ぶことも多い。自然界も同じ。
    ・計画は予想に過ぎない
    ・中途半端な1つの製品でなく、よくできた半分の製品にする。やりたいことのすべてを行なうことは難しい
    ・キュレーターになることが強みとなる
    ・睡眠はとること
    ・長過ぎるTODOリストは作らない。長くなった場合は他のTODOリストとして、細かく達成して満足感を得てモチベーションを得る
    ・熱意と優先順位は違う。熱意のあるものは数日おいて、もう一度見つめ直すこと
    ・以下の言葉はビジネスで使っては行けない。わかりやすいコミュニケーションを妨げる。
    need, must, can't, easy, just, only, fast

  • Ruby on Rails の作者 DHH 氏が所属する 37 Signals (現 Basecamp) が送る
    システム開発のビジネスノウハウ。
    小さな組織で大きな成果を生んでいる企業としては非常に有名であるため、
    結構強い口調と言い切りが多い本ではあるが、説得力がある。
    (もともと DHH 氏自体が結構過激で辛口なので、それを加味して読むといいかも)

    日本の保守的なシステム開発企業とは真逆の指摘が多い反面、
    2014年、国内で大人気だった書籍「納品をなくせばうまくいく」との共通点も多い。
    双方、小さな組織を保ち・優秀なメンバーのみで構成しているし、
    こういった組織が成功するためのノウハウは同じような答えにたどり着くのかも。

    以下、特に印象に残った内容を列挙します

    ・計画は予想に過ぎず、予想はあたるとは限らない。計画としてとらえずに予想としてとらえ、臨機応変に振る舞うべき
    ・計画は直前に立てる。計画なしに仕事をするのは恐ろしいかもしれないが、(ずっと前に決めた)現実と折り合わない計画にしたがうのはもっと恐ろしいこと
    ・大きいことがいいこととは限らない。小さなことは通過点ではない。右肩上がりがゴールである必要はない。持続的で利益の出るビジネスなら誇るべきこと
    ・仕事依存症はバカげている。働き過ぎは解決するより多くの問題を生み出す。 ・力技で解決 ・効率的な方法を探さない ・効率よく働くものへの低評価 ・義務感からの残業 ・疲れていては鋭い判断は下せない
    ・仕事依存症患者はヒーローではない。時間を浪費するだけ。本当のヒーローは仕事をさっさと片付ける方法を見つけ出し、とっくに帰宅してる
    ・起業家ではなくスターター。自分の好きな条件で先なことをやって収益を得る。新しいビジネスを作ったら誰でもスターター。
    ・すごい製品やサービスを生み出す最も単純な方法は、あなたが使いたいものを作ることだ
    ・一番重要なのははじめること。アイデア自体の価値は微々たるもので、どうやって成し遂げるかが核心
    ・すばらしいビジネスはすばらしい視点を持つ。いかにスーパーファンを持つ。それが強力な足場になる。どんな広告よりも熱心に宣伝し、あなたを守ってくれる。今度は esa.io さんの話ですかね?
    ・履歴書はばかばかしい。 経験年数は意味がない。 学歴は忘れること。
    ・小さなチームでは全員が手を動かして何かを生み出す必要がある。何も生み出さない仕切り屋はいらない。
    ・自分で判断し、自分を管理することができる人を雇うべき。判断基準は、バックグラウンド。そういった人には、独力で何かを行ったことがあるはずだ。何か個人のプロジェクトを持っていたはずだ。雇うべき人はゼロからプロジェクトを立ち上げる人。
    ・選考基準の一つとしての文章力。文章力があるということは考え方がはっきりしている。コミュニケーションのコツも分かっている。物事を他人に分かりやすいようにする。何をしなくてもいいのか分かっている。文章はコミュニケーションツールとしての出番も増えている。
    ・ポジティブな意見よりネガティブな意見のほうがうるさく情熱的。文句は放っておく。(言いがかりのようなものに対する対処の話)
    ・小さなチームの大きな利点は方針をすぐ変えられること。素早さ。
    ・ひらめきには賞味期限がある。今すること。やる気があるうちに優先してやる。

  • ここ半年くらい働きながら、頭のなかで感じていたことを見事に文章化してくれている。

    ・やるべきことよりも、やらなくていいことを決めよう。やることを減らそう。

    ・優先順位なんて必要ない。ただリストを上から順にやっていくようにすればよい。

    ・もっと簡単な方法はないかを常に考えよう

    ・顧客を成長させよう

    ・対応の速度がすべてを決める

    ・全員を前線に出そう

    ・文句は放っておく。

  • 久しぶりに読みなおしたけど、自分が会社を立ち上げたこともあってまた違う感想を抱いた。

  • いわゆるLifehackによくある、大事なことに集中せよ、余計なことをするな、っていう方向性の話と、ミニマムな会社経営とをつなぎ合わせた話。いつもの仕事をしながら、週に数時間も費やせば、本当にやりたい、本当にひつようなことはできる、ウェブってそういう世界だから。

    というわけでLifehackモノをよく読んでいる僕からしたらそんなに目新しいことはなかったので、☆みっつ。でも、サッと読んで「よし、仕事しよう」と思えるいい本だよ。

  • 仕事をする人全員を対象に汎用的な話を書いていて、奇をてらってもいないのに、退屈な自己啓発本に堕さず、新たな発見・示唆が多かった。
    「本当に必要な仕事に絞って、そこにエネルギーをつぎ込んで、最善の効果を出す」という、ある意味での効率志向に通じているように読めます。共感。

  • 37 signalsでの事例をもとにした内容。それほど目新しいことはなかったが、
    ・やめたほうがいいものを考える
    ・解決策はそこそこのもので構わない
    あたりはあらためて自戒。

  • いろいろな助言が短くシンプルに説明されている。シンプルなだけに読み物ではなく、手元においてみなす類の本。

  • ネットに散らばったそれ系の文章がひとまとまりになった本だという印象。もう少し掘り下げたものを期待していたのでちょっと肩透かしでした。

全172件中 61 - 70件を表示

ジェイソン・フリードの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×