All those moments will be lost in time (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
- 早川書房 (2013年10月25日発売)
本棚登録 : 70人
感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152094100
感想・レビュー・書評
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何が起きるわけでもなく、「広島と福島」というキーワードで綴った私小説のようなマンガ。
過激に原子力反対というメッセージ性もなく、強烈なオチがあるわけでもない。
西島大介という個人の思いが淡々と描かれている。
「ヤング・アライブ・イン・ラブ」は実験的な作品であるのと対極的な作品。
むしろこの作品に流れている思考がオーディナリーな一般人の考えのような気がしなくもない。
むしろ、「ヤング・アライブ・イン・ラブ」の方は過激な反対派や俗に言う「放射脳」を揶揄したような作品に見える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『すべちょ』ラインというべきか、何度も読み返しても時間が経って自分と誰か、あるいは家族だとかの関係、住んでる場所が変わると受けるイメージは違うのだろうなとは思う。
西島さんの日常に少しSF的な想像力を合わせる事で僕らの現在に寄り添ってくれている感じがする。
なんだかとても優しい気持ちになる。
東京から広島から福島と繋がる必然性。
このラインは数年に一度でも出してほしいな。