ダークナンバー (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房
3.24
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本棚登録 : 129
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152096340

作品紹介・あらすじ

警視庁の若き警部・敦子は、連続放火事件を追っていた。だがプロファイリングを用いて捜査を行う敦子に、組織の反発は強まる。一方、東都放送のディレクター・孝之は、著作権担当の玲衣に重大なミスを救われる。それと引き換えに玲衣の企みを手伝い始めたが……

感想・レビュー・書評

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  • アマゾンの紹介文に惹かれて、読んでみた初読みの作家さん。警察捜査とマスコミがタッグを組み、東京・小平で起きている連続放火事件と埼玉で起きている連続ひったくり事件の犯人を追い詰めると言う内容。何と言っても、自分のことしか考えていない2人の女主人公が好きになれない。あんまり必要と思われない地図をやたら挿入してくることにも違和感。警察物が上手な作家さんなら、文章で位置関係が分かるのに…解散総選挙ならば、各テレビ局は選挙速報特番を優先する中、緊迫の逮捕劇を流すと言うシチュエーションを作るためだけに、選挙ネタを絡めているのも、無理があるし、最後まで読むのに、久しぶりに疲れた作品。

  • 79世界の矛盾が一気に集約して悲しい物語になった感じ。それぞれの秀でた能力が、幸せの方に向かったらよかったのに。これも世界の一部なのでしょう。これって続編あるのかな。

  • 2月-15。3.0点。
    連続放火、連続窃盗(通り魔)を追う女刑事。プロファイラー。幼馴染みのテレビ局記者が接近してきて。。

    200ページ過ぎから、真相に迫りスピード感あるが、そこまでが読み辛い感じ。描写がこまかすぎて進まないのかな。
    次作に期待。

  • どう話が繋がるのかと思うほど
    バラバラだったのに・・・
    それぞれいいキャラです

  •  献身や天真爛漫を、どう受けとめるか?
     それにしても、長沢さん、いつもちょっとひねくれたバデイ。

  • おもしろかった。 ストーリー自体が飛び抜けておもしろいということはなかったけれど登場人物が個性的でとても魅力的だった。 報道と警察という組み合わせも良い。 徐々に情報が積み上げられていき全体が明らかになっていく過程は好きだったし、そこからの緊迫感のある展開など、映像化してもらいたいと思えた。 尺を考えると連ドラとかが良さそう。 詳しくは知らないけどシリーズ化しそうね

  • 途中ちょっと分かりにくい所がありましたが、臨場感があって一気読みでした。渡瀬と土方のつながりと対比が面白く、2人ともいいキャラクターです。続編ありそうですね。

  • 07/06/2017 読了。

    図書館から。

  • 最近、Kindleで本を読むようになったので、本の厚さを感じなくなった。しかし、この本は分厚かった。硬派で詳細な警察小説。

    日本中の町中に監視カメラが設置されるようになり、警察の捜査も変わった。昔の警察モノは足で目撃情報を集めるところから始まったものだが、監視カメラの解析がある程度代替するようになっている。しかし解析は人の眼に頼るから、絞り込みが欠かせない。そこに分析捜査官渡瀬の出番が生じてくる。

    そして、テレビ記者の土方も行動力が凄い。スクープを得るために同級生の渡瀬と組んで事件を解決するためのワナを仕掛けていく。連続放火事件と致死事件が絡み合い、これに警察官渡瀬の視点、テレビ局の土方の視点、そして犯人のルーツである中国の非合法組織と、この小説が描く空間は膨大でそれぞれが込み入っている。そういう意味では、知的体力が求められる小説かもしれない。

  • 連続放火事件と連続路上強盗致死事件と

    過去に暗い何かがあったっぽい分析捜査官の渡瀬と東都放送の土方とが絡み事件解決へ

    巧妙すぎて理解が追いつかないながらもついつい先が気になり読んでしまいました
    シリーズ化するのかな?

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著者プロフィール

新潟県生まれ。二〇一一年、『消失グラデーション』で第三十一回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビュー。同作は各種ミステリランキングにランクインするなど、高い評価を受ける。一三年、『夏服パースペクティヴ』で第十三回本格ミステリ大賞候補。テレビ番組制作に携わる傍ら小説を執筆している。その他に『ダークナンバー』『クラックアウト』など著書多数。

「2023年 『アンリバーシブル 警視庁監察特捜班 堂安誠人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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