#生きていく理由 うつヌケの道を、見つけよう

  • 早川書房
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本棚登録 : 61
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152097590

作品紹介・あらすじ

大学卒業を間近に控えたマットは、将来への不安から激しいパニックに見舞われる。うつと不安神経症だった。自殺の手前まで追い込まれながらも、彼は家族や恋人の助けを得て、うつと共に生きていく道を見つけていく。うつへの実践的対処法が満載の感動エッセイ

感想・レビュー・書評

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  • ウツ状態を乗り越えた作家によるエッセイ。
    日本語版では『生きていく理由』とそのまま訳されているが、原題『REASONS TO STAY ALIVE』のほうが、しっくりする気がする。「うつ抜け」という言葉もどうなのか。
    絶望感に浸った内容かと思いきや、意外と淡々と読み進めることができる。訳文には違和感はない。
    自分のその時の心の状態によって、感じとることが違うのかもしれない。またしばらくたってから読み直してみたいと思う。

  • 立ち読みで終わる内容
    うつ病の人を理解する材料にはならない

  • 英国の作家マット・ヘイグが、うつになってからの日々を書いたエッセイ。原題は「Reason to Stay Alive」
    ヘイグはが発病したのは修士論文を書いていた大学院生のころ。原因については明確に書かれていない。両親と仲がよく、恋人もいる。でもうつ。

    興味深いエピソードは相応にあったが、ぐいぐい引き込まれるほどではなかった。とはいえ「生きるべきかの問いかけはうつ病なら日常茶飯事。だからこそ深い洞察を生む。」という回復期のヘイグの視点に勇気づけられる人は多いと思う。

    本書の帯にはハッシュタグ#生きる理由でSNSを検索した様子が書かれている。本の中だと中盤にこのエピソードが出てくる。様々な人の投稿が紹介されているが、「自分が死ぬと誰かが悲しむ(うつになる)から」という消極的な理由に僕は共感する。

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著者プロフィール

文●マット・ヘイグ イギリスの作家。大人向けの作品に、『今日から地球人』『♯生きていく理由 うつ抜けの道を、見つけよう』(早川書房)などがある。児童書作品で、ブルー・ピーター・ブック賞、ネスレ子どもの本賞金賞を受賞。息子に「ファーザー・クリスマスはどんな子どもだったの?」とたずねられ、『クリスマスとよばれた男の子』を執筆。続編は『クリスマスを救った女の子』『クリスマスをとりもどせ!』。この「クリスマスは世界を救う」シリーズ全3 卷は「クリスマス・ストーリーの新定番」としてイギリスで人気をよんでおり、そこに登場する妖精を主人公にした作品に『ほんとうのことしかいえない真実の妖精』がある(いずれも西村書店)。

「2021年 『ほんとうの友だちさがし 真実の妖精のおはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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