- Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152098535
作品紹介・あらすじ
性にまつわる好奇心はあるけど、明らかにするのは恥ずかしい。そんな生命の秘密の部分に光を当てた、メノ・スヒルトハウゼン『ダーウィンの覗き穴』を生き物大好きマンガ家、日高トモキチがコミカライズ。新たな知的興奮を刺激するオトナのための学習マンガ。
感想・レビュー・書評
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ペニスにバイブレーターを備えたガガンボやら
クモの雌はイケてる雄と
そうでない雄の精子を使い分けるとか
自分の体長の倍以上の長いペニスを
巻尺のようにまるめて収納する甲虫やら
もうびっくりすることだらけ
生殖器の話と思って
舐めてかかると
結構なグロさにびっくりします
ドン引きます
でも面白い
イラストがないと この驚くほど
複雑な生殖器官の進化は
ちょっとついていけないと思うので
コミックにしてくださってありがとう!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても面白かった。原著も読んでみたい。
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何というかすごかったし大変ですね……みたいな……(・ω・)壮絶すぎて書き物に活かせる気がしない。
随所に差し挟まれる小ネタも楽しい! -
生殖器に関する容赦ない進化の痕跡が明らか。漫画で要点をつまんでて分かりやすい。
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いろんな生物の生殖と生殖器についての本 レイプが起こりやすい種の女性器は精子を入れずらく進化しているとか、メスの乱交が起こりやすい種は精子が固まって蓋をするように進化しているとか、自分が思っていたよりかなりバリエーションが豊富だった 戦って勝ったほうがオスになる両性具有の生殖(カタツムリ)も興味深かった
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「虫たちの性生活がすごいんです」といふ副題にも関はらず、カギムシやクモの他、二つのちんこを持つサメ、野郎の死体をも犯すカモ、人為的な「イケメンの基準」を貰ってしまったキンカチョウ、朝鮮人や日本人を強姦するイカの精子、はては人間の性生活の方も登場する。
フジツボの性器を発見したダーウィンは、ヴィクトリア朝のお約束でその辺のアレがダめになり、その研究から撤退して一世紀ほど経た後、どっかの本で昆虫科学者が、自身の仕事を称して「ゲニタリ屋(ゲニタリアが生殖器を指す語)」と呼ばれるさうだけどさう言ふことになった、きっかけが展開。そこから、世界中の科学者がざっくり生き物のちんこまんことコイトゥス!!の謎に果敢に挑むことになったいきさつが語られる。交尾時のピストン運動の謎、メスのその辺へ突っ込む虫、生殖器を切り離す生物のその習性のメリット、ナメクジやカタツムリ(両性具有)の性行為と謎の器官、の、この辺が謎で、この辺は多分こうなんではと言ふ説が展開する。
エデアグスの意味が分かったのは収穫(ものの本には生殖器の名前がエデアグスの他、「ファルス」といふ虫が混在してるさうである。アカデミズムの闇である)。そして、「ちんこは種類の同定で使用される位多様」なのに「まんこは大体同じ」と言ふ謎現象が。
絵解きしてるやうな感じなのだが、M・スヒルトハウゼンと猫耳のおねいさんによるいろいろは、ぴゃっと頭に入る。
いたちごっこは「鼬ごっこ鼠ごっこ」と言ひながら二人で手を乗せあふ遊びの筈なのだが、かう言ふ鼬ごっこの絵は、よいなぁ。