デザイン思考が世界を変える〔アップデート版〕: イノベーションを導く新しい考え方

  • 早川書房
3.24
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本棚登録 : 798
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152098931

作品紹介・あらすじ

隠れたニーズを探り出し、飛躍的発想で生活を豊かにする「デザイン思考」。その方法論を世界に広めた伝説的なIDEOのCEOが、刊行10周年を期に内容を刷新。ネットフリックスが進めるUXデザイン開発からツイッターの成功例まで最新事例を多数盛り込んだ決定版

感想・レビュー・書評

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  • 「デザイン思考」とは何かを、その世界の第一人者である著者、ティム・ブラウンが説明した本。

    デザイン思考の概念や歴史に関する説明がメインで、具体的な方法論等が書かれた本ではないが、情報技術の発達により社会が急激に変化し、問題がより複雑化している現代において、取り入れるべき考え方だなーと思った。

    プロジェクトを推進する時には、現場での洞察から着想を得て、すぐにプロトタイプの作成に取り掛かり、テストを行いながらフィードバックを受け改良を重ねていくというアプローチは、場合によってはとても有効だと感じた。

    生活や仕事にこのプロセスを全て導入するのはハードルが高いかもしれないが、「簡単なプロトタイプをすぐに作成し、関係者とイメージを共有する」のはすぐに実践できそう。


    (P.292)人生をプロトタイプと考える
    “実験を行い、発見をし、視点を変えることに喜びを見出す。一瞬の経験であれ、物を生み出す喜びを感じよう。報酬は、世界の消費活動や金銭ではなく、創造の繰り返しあると考えよう。”

  • アップデート版というので借りてみたが、前書きと最後の一章が追加された程度の改訂だった。それで追加された部分を読んでみたが、読みにくくて合わないなと思ったため諦めた。
    同じIDEAの中の人たちによる『クリエイティブ・マインドセット』は興味深く読めたのだが……。

  • あくまで人間中心であること。
    ある製品であれば、その製品を購入し、使用した人にどんな影響を与える事ができるか。
    それらを考えること。

  • 読みやすい例えが多くて共感できる。

  • 「どのようにデザイン思考を実践するか」というノウハウを求めているならば、この書籍は適切ではない。
    具体的なプロセスであったり、始め方を紹介するようなものではないからだ。

    本書にはデザイン思考がもつ本質〈目の前の課題をより大きな文脈で捉え、反復的に試行していくこと〉と、いくつかの成功事例、そしてここ10年の大きなうねりに対しての考察が書かれている。

    度々指摘されていることだが、デザイン思考はソフトウェア開発における「アジャイル開発」といくつかの共通項がある。
    顧客との対話を重視する、反復的に少しづつ進める、本当に必要なものを探求するといった価値観だ。
    そのため意外とソフトウェアエンジニアにとって馴染みやすい概念かもしれない。

    繰り返すようだが、こうやってデザイン思考を始めよう、という教本のようなものではない。いくつかの事例の中から浮かび上がる本質を掴み、その思考様式を自分の中に落とし込んでいくという向き合い方がよいのではないだろうか。

  • ななめよみでエッセンスを読み解くのが良い

    ほぼ直訳で、なかなか読みにくい部分があるかも

  • デザイン思考の豊富な事例に触れることができたのは有益だったが、各事例においてデザイン思考がどのように役立ったのか、デザイン思考の方法論はどのようなものなのかについての説明が薄かったのは残念。
    デザイン思考の趣旨としては、従来型の論理的思考によらない、観察、実験、ストーリーを重視する方法論だと理解。プロダクトやサービス開発への活用が主だと思うが、行政サービスの設計にも使えるのだと思う。この辺りは他の書籍で勉強したい。

  • デザイン思考とは何か、を知る導入として読むのには良いと思う。

  • 翻訳が残念。中身もエピソードの薄利多売。

  • 色々このテーマの本読んでるから復習にはなった

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