裏切り者

  • 早川書房
3.29
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152100245

作品紹介・あらすじ

1983年に起きた、ハイネケンCEO誘拐事件から数十年。事件の実行犯の一人であったヴィレム・ホーレーダーは、釈放後も裏社会のボスとして数々の凶悪犯罪に手を染めていた。彼の妹で弁護士でもあるアストリッドは、危険を冒しつつも、兄の悪事を暴こうと奮闘する。

感想・レビュー・書評

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  • 読み進めるのがとても苦しいのに止められなかった

    これ程までに苦しめられ続けていつつも愛していると思ってもいる。彼女は常に気持ちがブランコのように揺れ続け、悩み続け、そして苦しみ続けている

    このような人生はどれだけ頭で想像しても現実とはレベルが違うんだろうなと思うと、なんとも複雑な気持ちになってしまう

    自分はたまたま違ったが、もし自分の人生が見えない鎖でがんじがらめになってると感じている人には読んでみて欲しい。と思える自分は幸せを感じるべきなのだろうか、という銃を突きつけられてる感覚が背後に貼り付いたような気持ち悪さに支配されつつある

  • 関心を持って読まないとかなり冗長

  • とても真実とは思えない内容だ、まるで
    映画のマフィア物をも凌駕する現実の殺人、脅迫
    人心支配。
    それが家族内で行われ、実父の家族への
    虐待と支配、それをもっと最悪にした実兄の
    犯罪絡みの恫喝、脅迫、それを証言しようとした
    妹達への暗殺計画が刑務所内から決行
    され様とした真実。
    何十年にも渡って、家族を支配した極悪非道な
    兄に支配し続けられた妹の兄に対しての
    裏切り行為への罪悪感と揺れる兄妹愛の
    狭間で何度も証言をするか、しないかで揺れる心情
    は、恐怖支配された人間にしか分からない
    心情なのだと思う。

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